2014/08/28

穏やかな波のように優しくゆらめくヴォイス:「Live in NYC /Gretchen Parlato」

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今宵の一枚:「Live in NYC /Gretchen Parlato」

歌声が楽器のように演奏のなかへとけ込み、
ゆる〜い波のように行き来するリズム感……。

ジャズという枠を超えて、
ビョークやシンプリー・レッドあたりもカバーしたりする、
グレッチェン・パーラトのライブ盤です。

変な喩えかもしれませんが、
飲みながら聴けば、
確実にいい感じで酔わせてくれる歌声とサウンドです。

写真のCDジャケットでもわかりますとおり、
ショートカットでボーイッシュな顔立ちが、
むしろ甘美な歌声を引き立てる趣です。

https://www.youtube.com/watch?v=LMDSm3hjLb4

↑You Tubeの動画でその一端を感じてみてください。


2014/01/26

メランコリックなサウンドと温かみすら感じる木製ノブ。

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今宵のBGM : Bill Evans & Jim Hall ・ 'Undercurrent'

写真右側にある、水中に顔だけ浮かべている女性の姿が幻想的なジャケット。

ちょっと憂鬱な感じのサウンドですが、ピアノとギターが紡ぎ出す「間」と「呼吸」の美は、
周囲がいつもと違って静かな日曜の夜に聴きたい一枚です。

ジャケットと音が見事に一致した、自分のなかではお気に入りのアルバムです。
PCでダウンロードした音源だけで音楽を楽しむのは・・・ちょっと味気ない。
そういえば、去年の12月にジム・ホールは逝去されましたね。

閑話休題。先日、所用で岐阜へ行った後、折角なので名古屋へ寄り道。
個人的に好きなエリアである大須へ向かい、
アメ横ビルというところにある小坂井電子が特注したという、
真空管アンプの木製ボリュームノブを購入。

本当は黒檀のものがほしかったが、現在、追加製作中ということ。
でも手ぶらで帰るのも何なので、オーソドックスだけどキレイな木目のものに。

若干シャーシーとイメージが違うものの、
よく触れる部分が天然素材だったりすると、
なんだか気分まで「やさしく」なったような錯覚に陥るから不思議なものです。

2014/01/18

真空管アンプの大改造:KT66シングル(三結)から45シングルへ。

wine今宵のBGM: Thelonious Himself

昨年、自作の真空管アンプが無事に完成し、
夜な夜なフィラメントの灯火を見ながらリラックスタイムを楽しんでいます。

初めてのアンプはKT66を三極管接続したシングルアンプ。

http://lefty.air-nifty.com/kaleidoscope/2013/06/kt66-2aa8.html

↑KT66を三極管接続したシングルアンプ

思ったよりも高域が繊細だったので大きな不満はなかったのですが、
ある日、父親の生家に置いてあった電蓄の中をのぞいてみたら、
整流管(80)や出力管(42)といった小型ST管の出で立ちに魅了され……

「いっそのこと古典管仕様のアンプに改造してやろう!」

と思い立ち、正月の休みを利用して大改造に着手しました。

トランス類と、電源部そしてRCA端子からボリュームまでの配線、
そして出力トランスからの配線だけを残し、
ソケットはもちろん、抵抗やコンデンサにいたるまで変更しています。

こうしてキットでもなく自作で真空管アンプ製作に取り組んでいるものの、
回路を本格的に勉強しているわけではないので(大学も文系)、
初めての製作に続いてフロービスさんの製作例に従っています。
過去にはエレキギター用のエフェクター(トレモロ)をシャーシー加工から自作した程度で、
オーディオ用のアンプが真空管アンプが初めてです。

古典管しかもロシアや中国、東欧で生産されているレプリカではなく、
1940年代までさかのぼってみたいという気持ちもあり、

出力管は「45」(RAYTHEON)
整流管は「80」(PHILCO)

です。

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初段管については「6SL7GT」(TUNG-SOL)と「6188」(SYLVANIA)を所有しており、
KT66のときは「6SL7GT」のほうを好んで使っていましたが、
今回のアンプでは完成後に両方さして音をチェックしたところ、
「6188」のほうが音にシットリ感があったので、当分はこちらにします。
「45」と「80」の輝きがおとなしめという見栄えに合わせる理由もありますが。

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この改造に合わせ、
前回やや私としては使いづらかったピストル型の半田ゴテから、
ストレート型のボタンを押せばワット数が変わるタイプへと変更しました。
やはりストレート型のほうが奥の方まで届きます。

これでずいぶんと作業効率が上がり、
慎重に進めつつも一日半程で作業終了です。

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↑電圧チェックが終わり最終的に配線材を結束バンドでまとめる前の一枚。


前述のとおり、私は回路の勉強を本格的にしているわけではないですし、
テスター以外は一切の測定器を持ってませんので、
諸処のデータがないことをご了承ください。

今回の改造では、
初段の回路を「SRPP」から「カソードフォロワー直結」へ変更しています。

いっぽう配線材は高価なものを一切使っていません。
千石やマルツといった電子パーツ屋さんで入手できるものばかりです。

高圧の部分の配線は協和ハーモネットのUL1015(AWG20)、
ヒータ配線や信号が通る部分の配線はオーディオ用でもないサンコー電商の0.65mm単線を使っています。

ベルデン等の配線材を買おうかと思ったのですが、
配線をまとめる勉強をするうえで安価な単線が大いに役立っています。
他の配線材との比較をしていませんが、
問題なく使えるレベルと思っています。

サンコー電商の0.65mm単線のほうはテフロンと違って被服が熱に弱いですけど、
ハンダ付け時に注意すれば問題なく、
ハンダ付けやワイヤリングもしやすいというのが実感。

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さて、改造・完成後、2週間を経て出てくる音の感想です。

70年以上前に生産された出力管や整流管だけに、
さまざまなノイズやトラブルに遭遇するのではないか?
そんな不安がありました。

電圧チェック後、エージングがてら小音量でダラダラと鳴らしていたときは、
ときどき不安定な音の出方をすることもありましたが……
すっかり落ち着いてきています。

もう一つの不安は直熱三極管ならではのハムノイズでした。
オーソドックスに交流点火していますが……
90db/W・mのスピーカーとはいえ、
耳をユニットにくっつけて微かに聴こえるレベルです。

ソースを再生しない状態でボリュームをマックスにしても、
耳をユニットにくっつけてかすかに聴こえるハムノイズ以外はゼロに等しいノイズ。

現時点では静かなアンプに仕上がりました。

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今後、少しずつ手を入れていく予定ですが、
現段階でのインプレッションは以下のとおりです。

(1)静かなたたずまいの音

とても素直でキレイな音(特に高域)なので、
深夜なんかは特に聴いていて落ち着きます。
KT66三結アンプは45シングルに比べると、
ライブ演奏のホールトーンっぽさ(エコー感)は大きめに出るので、
それはそれで個性といえば個性だったかもしれませんが。

演奏者の息づかいや弦や鍵盤を伝っての指づかいの軌跡……
前回のKT66三結よりも明らかに伝わってきます。

いっぽうソースが現代に近づけば近づく程、
KT66三結のほうがダイナミックな印象です。

このあたりは好みの問題かもしれません。

ちなみに、初段のところで……
当初はマロリーのポリプロピレンコンデンサーを使う予定でしたが、
横幅が広めで収まりが難しく、
某パーツショップで見かけたObbligatoゴールドポリプロピレンコンデンサーなる
素性のわからぬ怪しげ?(笑)な コンデンサにしています。

後日、あらためてマロリーを搭載してみての比較等してみます。


(2)片チャンネルたかだか2ワットにも満たない出力だけど……

よく真空管アンプづくりの諸先輩方に
「45は構造も特性も2A3の半分なので」というアドバイスをいただきました。

じっさい、
90db/W・mのスピーカーでは大音量を望むことは土台無理です。
でも、こうしてパソコンに向かっている時のBGMや、
夜、周囲が静まりかえったときに小音量で聴くことを目的するならば、

「音の清らかさ」という点で“癒され感”がとても高くて気に入っています。

PC経由で味気も素っ気も無いYou Tubeの再生も、
特にバッハのヴァイオリン協奏曲あたりは、
運指が手に取るようにイメージできて、
すっかり夜の定番となっています。

またセロニアス・モンクの「Thelonious Himself」を聴いていると、
内省的な音の雰囲気が、
いい意味で淡々とスピーカーから放たれていて、
ますますプレーヤーへの尊敬の念がわくといったところです。


(3)一番の問題は今後の球の確保?!

チャンスに恵まれ入手できた「45」ですが、
ロシアや中国、東欧のレプリカ球がなく(唯一ある類似のものも高価)
オールドストック品等も相場が高いので、
大事に使っていきたいのですが……
予備の小型デジタルアンプを全く使う気になれず、
今後も、大事にいたわりながら45を聴き込んでいくことでしょう。

過去にも、
いろんなところで、
いろんな回路の2A3を聴く機会がありましたけど……
45と2A3は出てくる音の雰囲気が明らかに違います。

淡々と誇張しない音だけど、
デジタルアンプあたりと比べると人肌のぬくもりを感じる45。
気に入ってます。


それと……
当初は45や80を予定していなかったアンプだったこともありますが、
小型のST管を使ったアンプならば、
もう少し小型のシャーシーのほうが趣があるかな、とも。

すっかり余談が過ぎました。

45を愛好されておられる諸先輩方をはじめ、
いろいろとご教示いただければ幸いです。

いい音色に出逢え、ますます夜が長くなってしまいます。



2013/11/06

ヘアサロンで聴く音楽へのノスタルジー:昭和20年代の電蓄。

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先日、さまざまなモノを整理するため、父親の生家であった町家へ。そのなかでも長年保管していて、一度はキレイにして鳴らしてみたいのが写真の電蓄。

父親とは年齢の離れた叔母(故人)が、若き日(結婚前)にヘアサロンを開業するとき、近くの電気店で製作したものだという。今でいうところのオーダーメイドですね。ラジオではなくレコード盤で音楽を聴くというのは、昭和20年代のヘアサロンとしては贅沢なほうだったのかもしれません。

今、こういう機器で音楽を聴かせてくれるヘアサロンがあれば、ぜひ足を運んでみたい。リクエストは淡谷のり子で。

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それにしても、ツマミ類の形状や箱に使われている木といい……昨今の味気ないUSBオーディオとは違う「音楽を聴かせていただく喜び」みたいなものを感じさせてくれる雰囲気があります。自作真空管アンプとは違った風情を感じ、いろんな余裕があれば、オーバーホールしてみようと思ったひとときでした。

ちなみに整流管は松下の「80」、出力管はマツダ(東芝)の「42」、スピーカーはONKYO製でした。もし電蓄のレストアに関心のある方がいらっしゃいましたら、ご一報くだされば幸いです。

2013/08/27

イーデン・アトウッド(Eden Atwood):「There Again」/初秋のそよ風漂う夜長に合う一枚

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今宵の一枚はイーデン・アトウッド(Eden Atwood)の「There Again」(1994年)。自作真空管アンプで音楽を聴くようになってからは、スタジオ録音でもライブ感がたまらずボーカルものを改めて聴いています。

ジャズシンガーのなかでもモデル出身で美女と誉れ高かったが(最近は太ってイメージが変わった)、性染色体がXY型で男性型なのに見た目は完全に女性という「完全型アンドロゲン不応症」だと公言している。性染色体が男性型で男性ホルモン(アンドロゲン)が分泌されているのに、細胞は全く受け付けないという。

なので、この人の場合は、女性よりもより女性らしい外見と、女性らしさをもって育ち育てられたのに、初潮を迎えることなく、様々な性をもっていることを知る。それでも、女性ジャズシンガーとしてだけでなく、養子をもらってホルモン治療で授乳までして育てたそうです。

音楽の話題からそれてしまいましたが、このアルバム、バラードばかり収録されていて、夜の寝る前に聴くには睡眠導入剤的な一枚。というのも、ラストの一曲は、日本でもほとんどの人が知っている「蛍の光」。スコットランド民謡というのもよく知られたところで、スコットランド語で「Auld Lang Syne」。英語だと「old long since」で、「久しき思い出」あたりの和訳(意訳)でいいのかな?!

日本での「蛍の光」は、卒業式や閉店・閉館時刻のBGMだったりしますが、日本語の歌詞は独自のものなので、ふだん想像する歌詞は「蛍の光」でも1、2番だったりしますね。3、4番は「一つに尽くせ国の為」といった一節からもわかるとおり、かつては大日本帝国海軍の告別行進曲としても使われたりした歌ですが、まあ、愛郷心を誘うメロディーであることは、万国共通しているようです。

昨今、スコットランドに独立の機運が高まっているなんて話題(住民投票の実施等)を耳にしますが、この「old long since」も準国歌としてスコットランド人に愛されているそうです。

wikipediaの「蛍の光」にかんする説明のなかに、スコットランドの詩人ロバート・バーンズによるスコットランド語と日本語訳の歌詞が掲載されていました。1番だけひいておきます。

Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind ?
Should auld acquaintance be forgot,
and auld lang syne ?

旧友は忘れていくものなのだろうか、
古き昔も心から消え果てるものなのだろうか。

For auld lang syne, my dear,
for auld lang syne,
we'll tak a cup o' kindness yet,
for auld lang syne.

友よ、古き昔のために、
親愛のこの一杯を飲み干そうではないか。


こういう歌詞を読んでいると……

自分自身も少しずつ年齢を重ねてしまったのか?!

生まれた場所とか育った場所といった限定的な意味ではない、さりとてハリボテの愛国心でもない「愛郷心」を、今の日本では感じにくいと思う今日この頃であったりもします。

ちなみに、イーデン・アトウッドの「Auld Lang Syne」は、変にシャクったりすることもなく、とても丁寧に歌われていて不思議な静けさがあります。アルバムのラスト曲としては、うってつけですね。これを読んでくださった方には、是非、聴いていただきたいのですが、You Tubeにはないので、同じアルバムの1曲目「It Never Entered My Mind」のURLを挙げておきます。

http://youtu.be/5vH6qfve4l8


2013/07/24

自作真空管アンプ(KT66シングル)の真空管を茶ベースに統一

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たまには趣味の話題でも。先月、自作した真空管アンプの初段2本(6SL7GT)を変更した(写真の左側)。tung-solブランドとはいえ、現行のロシア製。

音質の改善もさることながら、載せている真空管のベースを茶色で統一したかったこともあるが、何の改造もせずに真空管を差し替えるだけで音の変化を楽しめるのはおもしろい。以前の黒ベースのもの(sovtec)は低域が太かったが、今回の茶ベースのもの(tung-sol)は、ボリュームを小さくしても、音像がボケず、透明感がある。

まだ使い始めたばかりなので、これからどう音が変化するかも楽しみ。

この真空管アンプでパンクからジャズ、クラシック、エレクトロニカまで、一ヶ月で一年分ぐらいの音楽を聴いている感覚になってるけど……

今まで、あまり聴いていなかった昔のジャズギタリストの音源が、実にゴキゲンに聴こえる。たぶん、クリーントーンといっても、当時のジャズギタリストは真空管アンプを使っているゆえ、どこかソフトな歪みが加わっているからだろう。

作ったアンプは小出力なので、音量を上げると、どうしてもサチってしまうが(今回の真空管変更で改善)、なんだかライブハウスのPAから出てきたような臨場感がある。けっして、Hi-Fiだけを追求するのが音楽(オーディオ)の楽しみではないということを、改めて真空管アンプで知らされました。

2013/06/26

真空管アンプの製作道中記:その5/使用したハンダ(オヤイデSS-47)とハンダごて(goot 即熱はんだこて TQ-77)の使用感

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音楽鑑賞用の真空管アンプ(KT66シングル)を製作するにあたり、
今まで使ったことのなかったハンダとハンダごてを使ってみました。

★ハンダ(オヤイデ電機 SS-47)

久しぶりの電子工作ということで、
かつてなら鉛が40%ほど入ったハンダを当たり前のように使っていたものの、
このところ環境問題を配慮した鉛フリー(0%)のハンダがホームセンターでも主流になりつつあります。

鉛が体内に残留すると健康被害をもたらすことは以前から知っていましたが、
思い起こせば、
幼少時から釣りへ行ってはネガカリで数多くの鉛を使ったオモリを環境(水中)に残留させた経験が。そんな釣り用のオモリも鉛フリーのものがあったりするので、
ここは将来のメンテナンスを考慮して、鉛フリーを物色しました。

まずは何げなくホームセンターで買える鉛フリーハンダを買って試してみたものの、
ハンダの溶け出す融点が、自分の想像よりも高い。
そして、手早くハンダ付けを終わらせないと、
どうしても固まったハンダが白くなってしまいます。

いっぽう鉛40%のハンダ(ケスター44)だと、
手と頭が知っている「濡れ」で、いとも簡単にイメージするハンダ付けができてしまいます。

でも、鉛フリーハンダを使って完成させたいと思いは募ります。
そこでインターネットで調べてみたところ、
ケーブルといえば即思い浮かぶ「オヤイデ電機」オリジナルの無鉛ハンダがあることを知り、
Amazon経由で購入してみました。

高純度の錫(スズ)のほか、銀が4.7%、銅が1.7%。
ハンダそのものの広がり率は83%とのこと。
試しに使ってみると、鉛入りのハンダよりも融点は高いものの、
想像よりもキレイに濡れて広がるし、
何よりピカッと固まったハンダが光ります。
というわけで、完成までSS-47だけを使いました。
終始使いやすさが印象的だったSS-47ですが、

鉛入りハンダのほうが楽な部分があるとすれば、
一度ハンダ付けした部品や配線を外すときぐらいでしょうか。
融点が低いので手早く外せる感覚があるのは確かです。

ハンダによる音の違いについては、
オーディオの場合、
トランスや真空管のほうが音の要素として重要かと思いますので、
いつか手持ちのエレキギターを改造したときにでも比較してみたいと思っています。

★ハンダごて(goot TQ-77)

ごくごくオーソドックスな40Wのはんだごては持っていたのですが、
たまたま手にした本のなかで、
真空管アンプ製作のベテランライターさんが「ピストル型でトリガーを押せば電力がアップして使いやすい」
と書いておられたのを発見。
これにかんしては、現物を確認して購入しました。

ちなみに、ピストル型のハンダごては初めて。
最初は違和感があったものの、このトリガーのおかげで、
「ちょっと熱が足りない」と思ったシーンでは、
あっと言う間に欲しい熱が得られ、とても便利です。

また、真空管アンプの場合、トランスの端子などへの配線でハンダを多めに流し込む必要性があり、
多くの先達が2種類のハンダごてを用意するとよいといった記述をされてます。
その点、この即熱はんだごてなら、
2段階切り替え式なので一台で十分という点が使っていても大いに助かりました。

さて肝心の「ピストル型」そのものへの感想です。
これ、プリント基板がメインだったり、
抵抗やコンデンサーをターミナルボードにまとめた場合のハンダ付けなら、
疲れにくくて最高だと思いますが……

ラグ板を使った手配線で、しかも入り組んだ部分にもハンダ付けする場合には、
同じ2段階切り替え式でも、
ストレート型のほうがコテ先を奥のほうまで突っ込みやすいのではないかと思いました。

とまれ、ピストル型でも問題なく作業が終わり、無事に音だしできています。

いずれにしましても、細かな温度管理や調節ができる高価なハンダごてまでは必要としない人にとっては、
とても便利な2段階切り替え式ハンダごてであることは確かです。

以上はあくまで主観による使用感ということで、参考になれば幸いです。

2013/06/18

KT66シングルアンプ(3結)が完成/真空管アンプの製作道中記:その4

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:: 今宵のBGM :: Waltz for Debby / Bill Evans

あらためて製作記的なことは綴っていくことにしまして……

塗装、穴あけ加工、配線、ハンダ付け……
すべて完全自作でのぞんだ音楽鑑賞用の真空管アンプづくり。

先週末に完成し、無事に音出しすることができました。

真空管のほのかな灯りを見ながら、夜にエージングを兼ねて聴き流しています。

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消費電力の観点から、
日本では白熱灯が昨年末に生産終了となってしまいましたけど、
一つ二つと世の中から味わい深いものが去っていくなあと思った次第。

とまれ、ふと我にかえると……こういった真空管アンプづくりは、
宮澤賢治みたく羅須地人協会的な活動でもしない限り、
ややもすると単なる趣味で「内向き」。

ここから先は、もっと「外向き」にいろんなことを多くの人と共有できるフィールドへと
気持ちをシフトチェンジしよう。

そう思った今宵です。


2013/06/13

真空管アンプの製作道中記:その3……アースライン、電源まわりの配線が終了。

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もし無事に音が出た暁には、これまでの製作過程等をまとめて紹介しようと思っていますが……

空いた時間を使って少しずつ真空管アンプの製作を進めています。

真空管アンプは初めての製作なので配線のレイアウト等も考えながらではあるものの、
アースライン、電源まわりの配線まで完了。

テスターについている導通テストの機能を使ってチェックしたら、
今のところは「ピー」と導通しているサイン音が出ているので、
これから先も慌てずに完成へと向かっていきます。


2013/06/03

真空管アンプの製作道中記:その2

Photo

完全自作で真空管アンプを作ろうと思い立ち……そこそこ時間が経ってしまったものの……あとはハンダ付けして内部配線する前までこぎつけました。

もともと塗装済シャーシーだったのですが、カラーリングは天板のシャンパンゴールドにフレームの黒とコントラストが強く、どうも私には「ベタ」過ぎました。なので、フレームのみ自分でブロンズメタリックに塗装し、日頃は好みのマット仕上げではなく、コンパウンドでツヤを出てみました。

そんなことはさておき、外観よりも、丁寧に配線して、動作チェック時には感電!しないよう気をつけてフィニッシュにこぎつけます!


より以前の記事一覧