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2014年10月

2014/10/27

死をもって再認識した赤瀬川原平氏の直感力

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「路上観察学」「超芸術トマソン」「ハイレッドセンター」……etc。

10代の頃、読書家でない自分自身ゆえ多大なる影響を受け私淑していた
前衛芸術家で作家の赤瀬川原平氏が10月26日に亡くなられた。

私淑していたのが以心伝心していたのだろうか?! 

資生堂の「花椿」で連載されていた「赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ」という、
本の中身は読まずにタイトルのみで本のことを書くというユニークなコラムのなかで、
なんと左利きにかんする拙著を取り上げてくださった。

そして、写真でご覧になればわかるかと思いますが、
「赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ」は一冊の本にまとめられ、
ついでに私が送った手紙にかんする話題まで前書きで触れられていた!

というのも、私はすっかり拙著を読んでいるものと思って礼状を書き、

「タイトルマッチ」ということで中身はまだ完読していませんが、ますますの左手のご発展を祈ります」と書かれた自筆によるお返事までいただいた。

「まだ」と吹き出しで追加されている筆の跡を見ると、
お気を遣っておられる様子を感じ取れて、読了されていなくとも感激したのを憶えている。

さらに、自分は読書が苦手であることを再三書かれた単行本の前書きに、
以下のようなことが書かれており、さらに感激は頂点に達した。

「(前略)こちらの書いたことが中味にふれていれば、
 それはある程度読んで書評したことになるかもしれない。
 こんなことがあると、人間の感覚の不思議さというものをいつも思う。
 ごくわずかな末端を見て、その全体を感じる能力というのは何だろうか。
 間違いはあるとしても、初対面の人の一瞬の印象で、その人物の内容を何となく感じる。
 人間のいろんな末端部でいちばん重要なのは、やはり顔だろうか。
 パッと見たその人の顔の作りと表情で、パッとその人の性質と、長い人生を感じる。
 電車の窓から外を見ていると、停車したホームを通勤や買物や何やかやで出てきた人々の顔が、次々に通り過ぎる。
 そのたびにそれぞれの人生がパッ、パッと一瞬に見えて通り過ぎる。
 ああ、この人生、ああ、この人生……。」
(『赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ』8ページ)

じつは拙書のタイトルを決めるにあたり、
出版社側から「左利きの人だけでなく右利きの人にも気をひくタイトルを」
という提案があったこともあり…店
出版サイドからの「見えざる左利き」というインターネット時代においては、
左利きにかんするキーワードでは有利ともいえるタイトルの提案を、
あえて自分から「見えざる左手」へと変更依頼した。

これにより、キーワード検索では拙著が左利き関連の書としては完全に無視される存在になり、
日々ますます後悔が増しつつあったが……

今こうして赤瀬川さんの文章を読んでいると、
勝手に貴重な私淑する方には自分の思いが伝わったと、
半ば勘違いしておいてもいいような気もしてきた。

赤瀬川原平氏が亡くなったことは非常に残念で仕方がない。
でもインターネットで検索すれば「わかった気になる」現代の薄っぺらい脳内活動に楽しい刺激を与える意味でも、
寺山修司の「書を捨てよ、街へ出よう」でもないが「インターネットを離れよ、街へ出よう」
といった感じにさせていただけただけでも、有り難く思える今宵であります。

2014/10/06

京都・一乗寺で「鶴はしラーメン」が11月に再開!

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京都・一乗寺の「鶴はしラーメン」の入口にて、
「11月に再開」といううれしいニュースが掲示されていました。

「熟慮に熟慮を重ねた末、一子相伝、『鶴はしラーメン』の継承を決意しました」とのこと。

息子さんの新しい展開に期待です!


釣り雑誌「Walton」第4号にてアユの毛バリ釣りにかんする拙稿が掲載されました

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「琵琶湖と西日本の静かな釣り」というコンセプトで発刊された「Walton」第4号ができあがり、
今週末、編集発行人の北原氏から手渡され、巻頭に掲載された私の原稿と対面しました。

最近は釣り糸を垂れるということをあまりしてませんが、
十代前半のころ熱中した「アユの毛バリ釣り」等の話題を書かせてもらっています。
自己所有!毛バリのストックもカラーで紹介されています。

私の原稿以外にも、淀川水系の釣り(宇治川の寒バエ釣り、淀川のハゼ釣り)や淡路島での釣りの話題等。
さらには編集発行人が元来バス釣り好きということもあって、バスフィッシングの話題もあります。

この最新号では関西のノスタルジックな釣りをとおして、
昭和時代の生活文化に触れることもできます。

大手書店や釣り具等で見かけられましたら、ぜひ手にとってご覧ください。

http://www.waltonsha.com/

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