« 年齢を重ねるごとに辛くなる?:『「若作りうつ」社会』(熊代亨著/講談社新書) | トップページ | 釣り雑誌「Walton」第4号にてアユの毛バリ釣りにかんする拙稿が掲載されました »

2014/09/28

鴨ベースの一級品スープ:一乗寺「鶴はし」元フレンチシェフのラーメン店店主の死

1236963_10203420243480038_327559666

通い出してからは、もう10年は経っているでしょうか。
ときには「今日はいつもの違うのを作りますわ」と、
トマト入りスープスパ風のラーメンを出してくれたり、
高野川(鴨川の上流)河畔で採れた山菜類のおひたしをサービスで出してくれたり。

京都のラーメンでは「ここ」と、懇意にしていた料理人(元フレンチシェフのラーメン職人)の急死。

そういえば、ここ二週間程、食べに行けてなかったので楽しみにして足を運んだのですが・・・
定休日でもないのに「定休日」の札がかかり、
その横に小さな白い張り紙があったので不吉な予感。

それは・・・

ご主人の急逝と閉店の挨拶でした。

がく然とした気持ちの中いったんは店を離れた後、仕事関係の所用を終え、
再度、店に寄ったところ・・・

京都の某人気つけ麺店で武者修業していると主人から聞いていた息子さんと久しぶりに顔を合わせ、
2階の住居へと通してもらい、遺影と遺骨に対面。

しばらく言葉が出てきませんでしたが、
息子さんの口から・・・

「父のラーメンはしっかり教わっていますし、常連さんにもできるから続けろと励まされたので、店は続けます」

と嬉しい一言。

じつは息子さんが店を手伝いはじめた頃、
鶴はし二世のラーメンを何回も食べさせてもらっていた。
年齢からは想像できないスープとタレのバランスの良さがあり、
将来有望なラーメン職人と確信。

ベテランフレンチシェフだったお父さんの鴨ベースのオリジナリティあふれたダシに、
豚の背脂を塩漬けしたテリーヌ...etc。

かつてスペイン人の友人を二回ほど連れて行ったことがあるのですが、

「この値段で、このクオリティのスープはありえない」と大絶賛。

見た目は普通のラーメンにしか見えませんが、
和・中・洋のいろんなエッセンスが凝縮した素晴らしいスープです。

しばし思い出話にふけりつつ、

帰りぎわ、息子さんが・・・
「なんか厨房のあのへんで、まだ歩いてそうですわ」

なんて話しかけてきたのですが・・・

いつもレジのところで「おおきに」と笑っていたご主人の顔がリアルに浮かんできて、
つい目に涙があふれてしまいました。


悲しみと期待が交互に入り交じるものの、
近く再開する新生鶴はし、ぜひぜひ足を運んでみてください。

http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260303/26001608/

↑食べログ

10639517_10203420244880073_86030375
10665857_10203420246320109_28526957


« 年齢を重ねるごとに辛くなる?:『「若作りうつ」社会』(熊代亨著/講談社新書) | トップページ | 釣り雑誌「Walton」第4号にてアユの毛バリ釣りにかんする拙稿が掲載されました »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91790/60390472

この記事へのトラックバック一覧です: 鴨ベースの一級品スープ:一乗寺「鶴はし」元フレンチシェフのラーメン店店主の死:

« 年齢を重ねるごとに辛くなる?:『「若作りうつ」社会』(熊代亨著/講談社新書) | トップページ | 釣り雑誌「Walton」第4号にてアユの毛バリ釣りにかんする拙稿が掲載されました »