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2013年7月

2013/07/30

日本文化を意識したラベルのワイン: Bordeaux Origami(ボルドー・オリガミ )

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折り紙のラベルに惹かれて手に取り飲んだ「 Bordeaux Origami(ボルドー・オリガミ )」。

ラベルのイラストはボルドーにあるデザイン会社(フランス人)によるもので、日仏文化の深遠さに敬意を込めているとのこと。本来は日本のバーを意識しているワインだそうですが、折り紙に慣れている日本でもエキゾチックなラベルです。

2009年は当たり年なんて言われていますが、減農薬で栽培されたブドウを使っている。酸が少なめなせいか、尖った感じや複雑な味わいではなく、なめらか。日本酒でもそうなんですが、減農薬や自然農法のお酒って、インパクトは薄めでも変な癖がなくて疲れない味わいですね。

ふと、イギリス・ロンドンの古本屋で見つけた折り紙の本を思い出し、一緒に撮ってみました。こうして日本の文化を眺めてみるのも、楽しいものです。ここ3、4年は世界的な不景気でヨーロッパ方面から友達が日本を訪ねてくることがないんですが、日本の文化について質問攻めにあうと、だんだん使わなくなっている英会話が拙くなる反面、伝えたいことがより多くなって、自分のなかでのジレンマになっています。苦笑。


2013/07/24

自作真空管アンプ(KT66シングル)の真空管を茶ベースに統一

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たまには趣味の話題でも。先月、自作した真空管アンプの初段2本(6SL7GT)を変更した(写真の左側)。tung-solブランドとはいえ、現行のロシア製。

音質の改善もさることながら、載せている真空管のベースを茶色で統一したかったこともあるが、何の改造もせずに真空管を差し替えるだけで音の変化を楽しめるのはおもしろい。以前の黒ベースのもの(sovtec)は低域が太かったが、今回の茶ベースのもの(tung-sol)は、ボリュームを小さくしても、音像がボケず、透明感がある。

まだ使い始めたばかりなので、これからどう音が変化するかも楽しみ。

この真空管アンプでパンクからジャズ、クラシック、エレクトロニカまで、一ヶ月で一年分ぐらいの音楽を聴いている感覚になってるけど……

今まで、あまり聴いていなかった昔のジャズギタリストの音源が、実にゴキゲンに聴こえる。たぶん、クリーントーンといっても、当時のジャズギタリストは真空管アンプを使っているゆえ、どこかソフトな歪みが加わっているからだろう。

作ったアンプは小出力なので、音量を上げると、どうしてもサチってしまうが(今回の真空管変更で改善)、なんだかライブハウスのPAから出てきたような臨場感がある。けっして、Hi-Fiだけを追求するのが音楽(オーディオ)の楽しみではないということを、改めて真空管アンプで知らされました。

2013/07/22

お初と徳兵衛の墓(墓碑)を訪ねて :: #曽根崎心中

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なかばライフワークと化している「曽根崎心中」。お初と徳兵衛の墓(墓碑)を訪ね歩いた記録をウェブページにしたためました。よかったらご覧ください。

http://doublesuicide.jp/yao.html

そういえば、去年の今頃、橋下徹大阪市長が文楽それも曽根崎心中をこきおろしていた。
そのいっぽうで「ストリップは芸術」だとも発言した。

そして、ついに沖縄の米軍に日本の風俗を利用してくれなんて発言が波紋を呼んでしまった。

遊女と恋仲になる男と女の恋物語的な風情を持ち合わせていない文化の人に語ってはいけない話題であった。


2013/07/16

程よく脱力できた一冊:『親鸞』(石井ゆかり=著/井上博道 =写真)

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最近、読み終えた本のなかから一冊。

『親鸞』(石井ゆかり=著/井上博道 =写真)

著者は西洋占星術の記事を書いてらっしゃるようですが、
次のような一文で「ホンネ」を吐露されるところから、むしろ読む側の心が引きつけられます。

<人間には本来、「未来」や「結果」は、わかりようがない>

この本で語られる浄土真宗の開祖・親鸞については後ほど触れるとしまして、
「未来」や「結果」というキーワードで日本の仏教における開祖をイメージすると、
空海や日蓮の名がふと浮かんできました。

「金剛杖を突いたら泉が湧き出た」という治水伝説をはじめ数多くの超能力的な伝説が存在する空海。
「律宗の良観との雨乞いに勝つ」といった伝説のみならず、「我れ日本の柱とならん」という誓いを立てた日蓮。

今、日本の政治家に「こんな人がいたらなあ」と思っている人は跡を絶たないと思われますが(笑)、
占いにすがりつつ「悩む」人々の多くは、
空海や日蓮とまではいかなくても、
無意識に超人的な透視能力を持った人を求めていることでしょう。

なのに、<人間には本来、「未来」や「結果」は、わかりようがない>とホンネを吐露した
西洋占星術の記事を書く著者が選んだのは、親鸞です。

「ただひたすらに自己のはからいを捨てて阿弥陀如来の本願力を信じれば救われる」

と、とかく占いでは重用視される「この世での損得」とは一番縁遠いというか、
寺や神社に行って「○○ができますように」と人間の側の煩悩から仏や神への願い事をするご利益信仰とは正反対の教えです。

かの有名な『歎異抄』においても、
念仏の真意を訊ねてきた同朋に対し、

「自分は、ただ南無阿弥陀仏と念仏することだけを信じてきた。秘密の教えや経文なんてわからないし、もし知りたければ南都北嶺(奈良や比叡山)へ行って学僧に訊ねればよい。私は法然上人から教えていただいた念仏で、仮にだまされて地獄に堕ちても後悔しない」

と、まるで突き放すかのように諭しています。

なんだか……

「自分(自分達)だけが良い思いをしようと思うなよ」

と諭されている気分になるのは私だけでしょうか?

自己責任、新自由主義……etc、
今なお日本で広がりつつある政治的な空気感(これは政治的な与野党関係なく)もまた、
行き着く先は「バトル・ロワイアル」的なトーナメント戦社会かもしれません。
そう感じるからこそ、
占いに限らず「未来」や「結果」に答えを出してくれそうなマニュアルにすがりつくのが現代人の性。

なので「不思議=人間の理解や認識を超えている」としかいいようのない「念仏」の教えは、
親鸞や法然が生きた平安末期~鎌倉時代とは違った苦難の時代だからこそ、
信仰する/しないはさておき、触れてみる価値があると思わせてくれた一冊でした。

また、この本は写真によっても「自己のはからいを捨て」る気分にさせてくれます。
写真家(※)の思いをブックデザイナーが十分汲み取っているというか……
とてもおおらかなレイアウトとトリミングで世界に開放感があります。

読んで、見て、考えさせられて、程よく脱力できる。そんな読了感でありました。


(※)残念なことに、写真を撮られた井上博道氏は、
   この本が刊行された昨年12月、撮影中に転落し死去されました。


2013/07/07

夏に無濾過生原酒を楽しむ:「隆 純米吟醸 信州美山錦五十五 無濾過生原酒 24BY」

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暑くなると白ワインの爽やかな酸味が涼感あって口にしがちな、ここ数年。でも、淡麗辛口の「水を思わせる」酒よりも、酸がビシッとあって、味幅があるのに辛口であるタイプが好きなので、この酒は自分の中では好み。

55%精米の「純米吟醸」なれど、酵母は9号ではなく7号で(9号のバージョンもあるようですね)、ほとんど「立ち香」は感じません。なので、完全に食中酒です。

「無濾過生原酒」は、さすがに夏になると「濃いなあ」と思う昨今ですが、名水と誉れ高い丹沢の水がなせる技か?! 瑞々しく、酸味も尖ってません。

派手さはないけど、バランス良好ということで、ちょっとサッパリさせて飲みたいと思って氷を浮かべてロックで飲んでみましたけど・・・全く味わいが崩れず、これは素直に良酒と安心した一杯です。

この酒は川西屋酒造というところが醸造元ですが、足柄山産の「若水」という酒米で醸したタイプが、味わいのインパクトがあり、最初にこの蔵の酒を飲むならオススメです。

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2013/07/05

四季の風呂: 七月は牛乳風呂

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牛乳には酵素成分があるおかけで、皮膚の固い角質層を分解し、柔らかくなめらかな肌になるそうです。少しぬるめの湯に1〜2リットルの牛乳を入れるだけ。

2013/07/01

7月1日の誕生花「紫陽花(あじさい)」と花言葉。

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7月に入り、そろそろ梅雨が明けそうと思う頃に、
不思議と清涼感を感じさせて散っていく「紫陽花(あじさい)」。

紫陽花(あじさい)の花言葉には「移り気」や「心変わり」だったりしますが……

「緑〜白〜青〜紫〜赤紫〜赤」と咲き進むと七変化することにちなんでいるとも。

また「辛抱強い愛情」「元気な女性」や
「 一家だんらん」「家族の結びつき」を象徴する花でもあるらしいですが、
そのいっぽうで「冷淡」や「高慢」といった花言葉もあるそうな。

まさに七変化といったところでしょうか。

奇しくも7月1日の誕生花でもあります。

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四季の風呂: 八月は桃風呂

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実は果実だが、葉は薬用として使う。よく洗った桃の葉を湯船に入れると、軽度の皮膚疾患にもよいとされる。


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