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2013/06/26

真空管アンプの製作道中記:その5/使用したハンダ(オヤイデSS-47)とハンダごて(goot 即熱はんだこて TQ-77)の使用感

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音楽鑑賞用の真空管アンプ(KT66シングル)を製作するにあたり、
今まで使ったことのなかったハンダとハンダごてを使ってみました。

★ハンダ(オヤイデ電機 SS-47)

久しぶりの電子工作ということで、
かつてなら鉛が40%ほど入ったハンダを当たり前のように使っていたものの、
このところ環境問題を配慮した鉛フリー(0%)のハンダがホームセンターでも主流になりつつあります。

鉛が体内に残留すると健康被害をもたらすことは以前から知っていましたが、
思い起こせば、
幼少時から釣りへ行ってはネガカリで数多くの鉛を使ったオモリを環境(水中)に残留させた経験が。そんな釣り用のオモリも鉛フリーのものがあったりするので、
ここは将来のメンテナンスを考慮して、鉛フリーを物色しました。

まずは何げなくホームセンターで買える鉛フリーハンダを買って試してみたものの、
ハンダの溶け出す融点が、自分の想像よりも高い。
そして、手早くハンダ付けを終わらせないと、
どうしても固まったハンダが白くなってしまいます。

いっぽう鉛40%のハンダ(ケスター44)だと、
手と頭が知っている「濡れ」で、いとも簡単にイメージするハンダ付けができてしまいます。

でも、鉛フリーハンダを使って完成させたいと思いは募ります。
そこでインターネットで調べてみたところ、
ケーブルといえば即思い浮かぶ「オヤイデ電機」オリジナルの無鉛ハンダがあることを知り、
Amazon経由で購入してみました。

高純度の錫(スズ)のほか、銀が4.7%、銅が1.7%。
ハンダそのものの広がり率は83%とのこと。
試しに使ってみると、鉛入りのハンダよりも融点は高いものの、
想像よりもキレイに濡れて広がるし、
何よりピカッと固まったハンダが光ります。
というわけで、完成までSS-47だけを使いました。
終始使いやすさが印象的だったSS-47ですが、

鉛入りハンダのほうが楽な部分があるとすれば、
一度ハンダ付けした部品や配線を外すときぐらいでしょうか。
融点が低いので手早く外せる感覚があるのは確かです。

ハンダによる音の違いについては、
オーディオの場合、
トランスや真空管のほうが音の要素として重要かと思いますので、
いつか手持ちのエレキギターを改造したときにでも比較してみたいと思っています。

★ハンダごて(goot TQ-77)

ごくごくオーソドックスな40Wのはんだごては持っていたのですが、
たまたま手にした本のなかで、
真空管アンプ製作のベテランライターさんが「ピストル型でトリガーを押せば電力がアップして使いやすい」
と書いておられたのを発見。
これにかんしては、現物を確認して購入しました。

ちなみに、ピストル型のハンダごては初めて。
最初は違和感があったものの、このトリガーのおかげで、
「ちょっと熱が足りない」と思ったシーンでは、
あっと言う間に欲しい熱が得られ、とても便利です。

また、真空管アンプの場合、トランスの端子などへの配線でハンダを多めに流し込む必要性があり、
多くの先達が2種類のハンダごてを用意するとよいといった記述をされてます。
その点、この即熱はんだごてなら、
2段階切り替え式なので一台で十分という点が使っていても大いに助かりました。

さて肝心の「ピストル型」そのものへの感想です。
これ、プリント基板がメインだったり、
抵抗やコンデンサーをターミナルボードにまとめた場合のハンダ付けなら、
疲れにくくて最高だと思いますが……

ラグ板を使った手配線で、しかも入り組んだ部分にもハンダ付けする場合には、
同じ2段階切り替え式でも、
ストレート型のほうがコテ先を奥のほうまで突っ込みやすいのではないかと思いました。

とまれ、ピストル型でも問題なく作業が終わり、無事に音だしできています。

いずれにしましても、細かな温度管理や調節ができる高価なハンダごてまでは必要としない人にとっては、
とても便利な2段階切り替え式ハンダごてであることは確かです。

以上はあくまで主観による使用感ということで、参考になれば幸いです。

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