« 大阪のモダン感覚と近松門左衛門の墓と夏空:大阪三十三観音巡礼記(玉造~谷町)/その4。 | トップページ | アーバンツーリズムと曽根崎心中:大坂三十三観音巡礼(最終回/天王寺~心斎橋・本町) »

2013/01/18

毎日スープのブレンド材料を表示するラーメン店:鶴はし(京都・一乗寺)

京都市の北東部に位置する一乗寺はラーメン店の大激戦地区。そのなかで「鶴はし」さんは,フレンチシェフのノウハウをラーメンに盛り込み,化学調味料は一切使わず,しかもレアな「鴨ベース」のスープが魅力です。

そして,入口で目を引くのは……

Dscn1646

寸胴のなかにあるスープの原材料を表示した「本日のスープ」のボード。一時期やめておられましたが,最近,復活しました。毎日,ブレンドの構成が異なるので,味わいも日ごと微妙に異なり,食事のたびに楽しみです。なので,ご主人も,お客さんの注文ごとに,カエシとスープの案配をチェックしてからお客さんに運ばれます。

Dscn1647

写真は一番スタンダードなラーメンです。表面に浮かんでいるのは背脂ではなく,鴨の脂。高タンパク低カロリーらしく,おまけに,見た目よりもドロドロしていません。「鴨がネギをしょってくる」とは言い得て妙で,青ネギとの相性は抜群。しかも,ネギは標準で大盛り状態です。

この日のスープは三種のネギが使われていて,鴨ベーススープ独特なほのかな甘さを更に引き立てつつも,サッパリした味わいを感じさせてくれ,個人的には好みでした。

さらに,丼の底部には,隠し味ともいえる,炒めたニンニクと背脂の塩漬けが入っていて,さまざまな味わいが二層,三層と展開する,一見するとオーソドックスな「中華そば」なれど,味わいは「鶴はし」にしかない,オリジナリティーに溢れています。

時折,ご主人のご子息さんもラーメンの調理をされますが,年齢からは想像もつかないぐらい,丁寧な味わいの調整ぶりです。下準備から親子の絆を感じさせてくれます。

一乗寺界隈では,昼間も営業していて,良い意味で行列待ちがなく,気分的に落ち着いてラーメンを味わうことができます。スープはドロドロとしたスープが多い一乗寺界隈ではサッパリ系と言えますが,スープの後半になると,隠し味効果で西洋的なテイストも味わえるので,味わいそのものは淡白ではありません。

ちなみにスペイン人の友人(女性)を連れて行ったところ「デリシャス!今まで食べたラーメンのなかで一番」と喜んでいました。

« 大阪のモダン感覚と近松門左衛門の墓と夏空:大阪三十三観音巡礼記(玉造~谷町)/その4。 | トップページ | アーバンツーリズムと曽根崎心中:大坂三十三観音巡礼(最終回/天王寺~心斎橋・本町) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91790/56563938

この記事へのトラックバック一覧です: 毎日スープのブレンド材料を表示するラーメン店:鶴はし(京都・一乗寺):

« 大阪のモダン感覚と近松門左衛門の墓と夏空:大阪三十三観音巡礼記(玉造~谷町)/その4。 | トップページ | アーバンツーリズムと曽根崎心中:大坂三十三観音巡礼(最終回/天王寺~心斎橋・本町) »