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2013/01/26

MISSING:鳥を探しています

Tori

京都市内で発見した張り紙。

自分自身,過去に鳥カゴから飼っていたインコが逃げて行方不明になったことがありました。ペットのことを日本語で「愛玩動物」と書きますが,人間の都合で羽根を伸ばせなかった鳥にとっては,カゴのなかはストレス充満どころではないかもしれません。

これまで人間からエサを与えられていた元ペットの鳥が,どこまで外界でサバイバルできるか? そんな人間からの心配が届くなら,もう一度,ずっと束縛されたカゴへ戻ってくるかもしれません。でも,私の場合は,飼っていたインコが戻ってくることはありませんでした。

そんな余談はさておき,ふと発見した張り紙には,こう書かれています。

「My cherish bird "George" has gone to somewhere. If you have any information, please contact me. Reword if found.」
「私の大切な鳥のジョージがどこかへ行ってしまいました。何か情報がありましたら、ご連絡ください。見つけた方には謝礼を差し上げます。」

連絡先には欧米系の方の名前がありました。

この張り紙は京都で見つけたので,もし,この張り紙を作ったご本人が京都在住であれば,山も近くにたくさんあるので,自然のなかでエサを見つけてサバイバルできるかもしれません。といっても,この鳥を狙う外敵はそこかしこにいるので,別の意味でのサバイバルが待ち受けているかもしれませんが。

なんてことを,過去に飼っていたインコを逃がした経験から心配するいっぽうで,この張り紙に写っている鳥にはリアリティがないように感じていました。それと日本で多く見かけるペットの「探しています」系張り紙の多くは,たいてい,なんの加工も施していない写真で,ペットの年齢や特徴が事細かに書かれていたりします。おまけに貴重な個人情報としての連絡先電話番号も。そんなことを想像するにつれ,愛するペットを失うかもしれない動揺で,この張り紙のような整然としたレイアウトをする気持ちの余裕すらないと思うのです。

もしも本当に探しておられるなら「疑って申し訳ない」と思いつつ,この鳥の飼い主をインターネットで検索してみました。すると……

http://www.yonderartsparty.com/CelinaPudlik.html

上記のページでご本人を発見。YAP(Yonder Arts Party)なるアート関係の集団の一員でらっしゃることがわかりました。しかも,このページには……

「untitled A4, ink on paper」

とあります。これはもう,「鳥を探すこと」ではなく「張り紙という作品を発表すること」が本題ですね。

ときおりテレビ番組で,「道をたずねたら,どこの地方の人が一番親切なのか?」といった企画をサクラを使って放映することがありますけど,こうしてウェブサイトで作品として紹介されていると,親切心で「鳥を探している人がいます」と助け合いの声を発することができないのは,私だけでしょうか?

とまれ,「untitled A4, ink on paper」というタイトル等については,YAPのウェブサイトで発見することができました,ということだけ述べて,このテーマを終える事にします。


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