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2011/01/21

日本のオタクは死んだ?/Flat Adult(平成人):『平成人(Flat Adult)』『オタクはすでに死んでいる』

1582433021_48:: 本題に入る前に……
 私がどうしても好きになれない日本のロックバンドがある。
 それは「Mr. Children」!
 これを読んだ人の中には激怒する人が多いかもしれませんが,
 あのバンドの名前や割と現状社会枠内的歌詞の世界こそ,
 まさに今の平均的日本人を予感させるものがある(だから売れる)!!
 あの「現状社会枠内」ぽい世界観が,どうも私にはダメです。

 そんな余談はさておき,

●写真左の本:『平成人(Flat Adult)』酒井信著,文春新書,2007
●写真右の本:『オタクはすでに死んでいる』岡田斗司夫著,新潮新書,2008

:: それぞれの本の感想の詳細については,また後日に書く予定ですが,
 1977年生まれの著者(酒井信)が平成時代(1989年〜)に大人になった世代の視点から,
 1958年生まれの著者(岡田斗司夫)が元祖「オタキング」の視点から若い世代に物申す視点から,

それぞれ書かれています。

結論の中で書かれていることに共通点もあり。それはどういうことかと言いますと……

:: 内向きになって「自分が地球の中心」になっている日本の若い世代に,
 
:: 1977年生まれの著者(酒井信)は,
 「外側を受け入れる価値観」を持つ大人になれと諭しつつ,
 外側は「アメリカの自然=テクノロジー」およびイカサマに満ちているので,
 哲学者・九鬼周造のいうところの「粋(いき)」の精神をもって,
 外側をドサ回り(←この表現を大衆演劇の役者にいうと差別表現になることが多いが)しろ!
 と主張し,

:: 1958年生まれの著者(岡田斗司夫)は,
 今や「気持ち至上主義」になって,
 自分の好きなキャラや世界に共感する人としかコミュニケーションできない
 「萌え」的なオタクは,ある種「道(求道)」的だった昭和世代のオタクとは異なり]
 「自分と異なる外の価値観や趣味世界」への理解はない。
 でも今のオタクは繊細すぎるから不安定で寂しい。
 だったら自分で感じたことを自分で素直に楽しめ!
 オタクなんてカテゴライズは儚いものだから,
 「オタク文化」よりも「自分自身の文化」を探し創造せよ!

:: そんな調子でお二人は読者に訴えかけています。
 
:: とまれ,日本だけが,こういったジレンマを抱えているのでしょうか?
 そもそも「先進国と呼ばれる国のなかで日本だけが幼児化しているのか?」

 ということを知りたいものです。

:: というのも,あれだけ西洋文化の国々でも,
 コスプレやアニメ等で「萌え」ている大人は多いですから。
 アメリカやヨーロッパ等でも,
 じつは大人が,「消費」ばかりに夢中になって子どもっぽくなっているのではないか?
 そう邪推してみたくもなります。



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