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2008年9月

2008/09/15

web site:秋の夜に美しい映像と音。

すっかり秋らしく,夜が長くなってきました。
虫が鳴く声も,そぞろになってきたような今日この頃。

そんな秋になると,無性に見たくなるweb siteがこれ・・・

http://www.milesaldridge.com/

↑ロンドンの写真家・Miles Aldridgeのサイト。
 日本のVogueでもお目にかかる?! 色は鮮やかだけど,どこかクールでダークな世界。

 世界に数多あるweb siteで,私が一番好きで落ち着ける,立派な作品です。
 個人的にFlashを多用したサイトはあまり好きではないですけど・・・
 このサイトを制作しているロンドンのHi! Resぐらい創造性豊かですと・・・
 
 長時間ずっとそのままにしておきたいぐらいです。
 
 写真もいいのですが・・・同じぐらい好きなのが・・・BGM。
 この音だけで,私は一夜をずっと過ごせそうです。

 電話の呼び出し音や,シンプルなメロディ,ささやかな雷っぽい音,glitch・・・
 そして「鈴虫」の鳴き声?!
 ちなみに「鈴虫」って英語で「bell-ringing cricket 」っていうのですね。

 確か,フランスのelectoronica ユニット・Gotan Projectの1stに入っている,
 50秒くらいの「Interlude」という曲にも,鈴虫の音が入っていた。

 そういえば・・・『日本人の脳』(角田忠信著)には・・・

 「虫の声・せせらぎ・潮騒・雨音などを、ほとんどの民族が右脳で雑音として処理するものを、日本人は左脳でそれぞれの音や声として処理していて,しかもこの能力は、6歳くらいまで日本で過ごした人は、外国人であっても取得する反面、日本人でも6歳くらいまで外国で過ごした者には、雑音としか聞き取れない」との見解があるけど・・・これは本当なのでしょうか?


2008/09/07

0905大衆演劇:たつみ演劇BOX@花園町・梅南座

Koizumi☆金曜日の大阪は雨。どんよりと空も黒く・・・
 そんななか「たつみ演劇BOX」を一目見ようと梅南座へ。

 小さな劇場。元工場の建物ゆえ施設に限界ありますが・・・
 何といっても,ここの「おでん」はメッチャおいしい!
 ここへ行くと,毎回,必ず食べます。

☆さて・・・ミニーショーも程々に・・・
 ぜひ見たいと思っていた「たつみ演劇BOX」オリジナル芝居の「高崎情話」!

 話のあらすじは・・・
 ヤクザの彦三郎(小泉たつみ)が茶店で昼寝をしていたところ,
 江戸へ向かう盲目の男2人が立寄り団子を注文。
 ところが腹を空かしていた彦三郎が,目の見えない2人を尻目に全部食べてしまう。
 盲目の男2人は師匠と子分(定吉/小泉ダイヤ)。
 盲目で事情を知らない2人ゆえ,
 師匠は子分が黙って全部食べてしまったと誤解し,子分を破門するかのように一人去っていった。

 置き去りにされて定吉に,彦三郎は,自分が食べた事を白状するが・・・
 定吉の生い立ちを聞いて,彦三郎は,子どもの頃,置き去りにした実の弟だったことを知る。
 彦三郎は師匠に事情を説明し,三味線の世界での一番上の地位につくには100両もの大金が必要ならば,
 その大金を用意すると言って,
 たまたま茶店にいた旅籠屋(旅館)の女将に定吉の世話を頼み・・・
 借りた3両を元手に,博打に出かけ,50両に増やした。

 ところが,ふとしたことで旅籠屋(旅館)の印判を拾った悪党達が,
 ニセの借用書を作って「この旅籠屋を譲れ」と脅したものの・・・
 その一部始終を知っていた彦三郎が印判を取り戻すと・・・
 足りなかった残りの50両を旅籠屋の女将から譲り受けた。

 それを定吉に渡して,江戸へと向かわせようとしたのですが・・・

 今度は仕返しにやってきた悪党達が彦三郎を取り囲み・・・
 ここからがクライマックスの殺陣(たて)のシーンです。
 この劇団の殺陣がひと味違うのは・・・
 格闘前,盲目である定吉に「その三味線の音,聴かせてくれねえか?」
 と彦三郎が催促し,その三味線(津軽)の音を背景に・・・
 殺陣が展開されます。

 とても印象的なクライマックスでした。

 最後は,悪党達を始末したものの,
 彦三郎自身も斬られてしまいます・・・

 本当は先々まで案内するはずだった彦三郎。
 「ちょっと暴れて疲れただけだから,先に行ってくれ」
 と定吉に告げるものの・・・後で,彦三郎が実の兄と知った定吉が,
 彦三郎の末期を見届けて終わるという・・・

 心温まるものの最後は死で終わる「人情劇」でした。

 途中,旅籠屋に定吉を預けるため,お金を渡すシーンがあったものの・・・
 肝心のお金を楽屋に忘れ,小泉たつみが取りに帰るというハプニングもありましたが・・・
 こういうオリジナル芝居を亡くなった小泉たつみの父が遺してくれたいうのは,
 劇団にとって,貴重な財産ですね。

☆うってかわって,第三部のショーは・・・
 例えば「劇団花車」に比べれば,オーソドックスな日舞&洋舞の舞。
 関西の劇団のショーは,どちらかというとソフトなタッチの展開が多いような気がしますけど・・・
 いかがなものでしょうか?

 とまれ,フィナーレは(●写真)のように兄弟の息がピッタリとあった幕切れでした。

 この劇団は,どこか男性客でも,違和感なく観劇できる要素を持っています。

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