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2007/07/05

これは粋な編集:「昭和モダンキモノ—叙情画に学ぶ着こなし術」

Showa☆「昭和モダンキモノ—叙情画に学ぶ着こなし術」
 河出書房新社 (2005年)
 弥生美術館 (編集)/中村 圭子 (編集)

 図書館で見つけて,「読む」というよりは「見て」楽しんだ一冊。
 竹久夢二や高畠華宵...etcといった人気挿絵画家が,
 アンティーク着物の魅力というか・・・
 じつは・・・一番,現代的ともいえる着物の着こなし術を.
 今の時代に残してくれたことを感じられる一冊ですね。
 正直言うと・・・大正〜昭和初めの男の着物姿って,
 なかなか一冊の本として出版されないだけに,
 男性の絵も,正直いって見たい。^^;

 でも,この本,生前の高畠華宵と交流のあった女性が,
 描かれた女性の着物姿をもとにコメントされていて,
 時代考証はしっかりしてます。

 また,絵の世界にある着物を実物で再現していたりして,
 これは,とても,内容の良い本です。

 それにしても・・・この本で知った事。
 大正時代初めあたりまでは,女着物も柄が地味で,
 そのかわり,半襟に凄く凝ったということ。
 刺繍入りの半襟は大正3年あたりから流行ったというし.
 中にはダイヤや翡翠などを半襟につけて,着物よりも高価なものもあったらしい。

 ときどき,長襦袢の柄などで見かける「蜘蛛の巣」。
 じつはこれ,大正〜昭和の初め頃は,
 「いい男が引っかかりますように」
 という思いをこめて,
 水商売の女性が好んで着ていたということ。

 模様には,いろいろな思いが込められていて,見ていて楽しいです。

 とまれ・・・真の「大正ロマン」とは・・・

http://www.gallerysugie.com/mtdocs/artlog/archives/000034.html

↑甲斐庄楠音(かいのしょう・ただおと)の名作・『島原の女』(京の女)かもしれない。
 大正9年(画家26歳)の作品。
 これを見た時の衝撃は,スペインで見たピカソの「ゲルニカ」とは違った,
 強烈なインパクトがあったことを,いまだ憶えています。

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