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2007/06/12

戦争したくなかったら読むべき漫画:「はだしのゲン」

京都/広島/小倉/新潟・・・これらの街は,何の候補地だったか,知ってますか?

《原子爆弾》の投下予定地だった都市の名前です。

ちなみに・・・京都の街も,少しではありますが・・・アメリカ軍から爆撃を受けています。
市内でも今熊野あたりに投下されているということなので・・・三十三間堂からも比較的近い。

そして・・・ふと思い出したのが・・・
イギリスにある戦争博物館で見た日本のロケット特攻機「桜花」でした。
その「桜花」の横には,原爆を投下したアメリカの爆撃機「B29」も展示されていました。
見た瞬間・・・何とも馬鹿(バカ)げた人間爆弾だ!と素直に思いましたが・・・
驚いた事に・・・アメリカ軍は「桜花」のコードネームを「BAKA」としていたようです。

http://www.geocities.jp/bane2161/ouka.htm
↑ここに「桜花」の説明あり。

若き戦士の死を「桜の花びら」に喩えることが多いですが・・・
「桜花」で出撃する特攻隊員に桜の花の枝を手渡す写真まで有るというのですから・・・
なんだか・・・桜を見ると・・・寂しささえ感じてしまうわけであります。

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そんな余談はさておき・・・小学生の頃,母親に初めて連れて行かれた映画が,
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」ならば・・・
寺の坊主の息子に誘われていったアニメ映画の次に見たのが・・・「はだしのゲン」。
「釣バカ日誌」のスーさん役・三国連太郎氏は,この映画で初めて知りました。
その映画の原作ともいえる漫画の「はだしのゲン」ですが・・・映画を見た後,
漫画を買って,何度も何度も読み返しました。

そして,ふと,また読みたくなって,先日,購入。
ストーリー展開はわかっているものの・・・年齢がかわると・・・読み方もかわってきますね。

反戦思想を持つ立派な父親の家庭で・・・
周囲の人からは「非国民!」とバカにされたり,差別されながらも・・・
家族が助け合って,貧困と屈辱に耐え抜く。

ただ.そんな家族愛も・・・一発の原子爆弾で粉々に引き裂かれてしまう・・・。
全編を通して・・・読む人によって「左翼思想」と取られるストーリーと台詞の展開が多いものの,
原子爆弾が投下されて・・・皮膚がドロドロになって死んでいく人たちや,
家の下敷きになって,父親や姉,弟が,火に巻かれて死んでいくシーンは,
それを現実に体験した作者がリアルに映し出した描写でもあるだけに・・・
初めて読む人にとっては・・・かなりグロテスクかつ汚く見える描写かもしれません。

でも,それは・・・過去にあった人間の現実です。
「核武装とは何か」を知るためには・・・一番,身近でわかりやすい漫画だと思います。

ちなみに,英語等・・・いろんな言語で翻訳されていますが・・・中国語版はないようです。
その理由は・・・「核武装にとって都合が悪いから」とか・・・。

とまれ,この「はだしのゲン」,
小学生でありながらも,生きるための知恵を駆使して生きていく主人公のゲンの姿は,
読んでいて・・・重い内容ながらも,現代人に勇気を与えてくれる。
そんな漫画です。

以前,ロンドンで,イギリス人の友人のアパートに居候していた時,
「はだしのゲン」の英語版を,偶然に書店で見つけ,友人に渡しました。
すると翌日・・・
「一晩中読んで・・・涙が止まらなかった」と言っていました。
やはり思う/感じる事は,国籍を問わないようです。

そして・・・徴兵制のある国では・・・男が凛々しくなるという主張をする有名漫画家がいますけど・・・
本当にそうなのか? 確かめたいところです。
世の中,「男性的」すぎても・・・結局は争いごとばかりじゃないですか?!

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