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2007年4月

2007/04/22

本物の清酒(日本酒):不老泉の山廃仕込み。

Dscf0310☆「不老泉 山廃純米 生原酒」(上原酒造)

日本のあらゆる清酒の中でも「一番純天然素材の酒」。

目の前に,「十四代」や「磯自慢」といったプレミアが付く酒や,
今をときめく「獺祭」や「鳳凰美田」といった香り系の酒を出されても,

もし「不老泉 山廃純米 生原酒」が置いてあったら,
迷わず,こちらを選ぶ。
自分にとっては「香り系」から「味わい系」への扉を開いてくれた,
本当に,清酒(日本酒)らしい味わいの名作。

原材料の米作り(たかね錦という米)から,蔵での仕込みまで,
杜氏さんの手による酒ですから,
いつ飲んでも,作り手の心が伝わってきます。

素人が余計な説明をするよりも・・・

http://www.ex.biwa.ne.jp/~furo-sen/index.html

↑蔵元のサイトで,「山廃仕込み」や「木槽天秤しぼり」とは何か?を
 読んでみてください。

さて・・・最近,この上原酒造の酒は,
現代の時流に合わせてか?!香りがスッキリしつつある気がするけど,
この「不老泉 山廃純米 生原酒」は,
あの独特な土壁っぽい香りがあるし,
山廃の生の熟成は・・・鼻で感じるフルーティーさも,
ラムレーズンをはじめ,ドライフルーツのような落ち着きがあります。
また,鼻腔を抜ける香りは,
甘さを極限まで殺した,高級和菓子のような「和」を感じます。

軟水なので,穏やかな喉越しですが・・・
「人肌燗」にすると・・・
「嗚呼,この酒って辛いなあ」
と・・・生原酒とはいえ,キレの良さに脱帽。

個人的には,
「香り系」の酒は,一度,火入れして,香りを落ち着かせたもの。
「山廃し込み」は,もちろん火入れ酒もいいですが,
意外に「生」の「熟成」物で味わえる,熟したドライフルーツのようなフルーティーさが,
とても魅力的です。

「生酒」しかも「原酒」で二年は低温熟成させた「不老泉 山廃純米 生原酒」ですが,
火入れの山廃ほど「老ね香」や「熟成香」は感じられません。

それと,化学調味料未使用のラーメンスープと同様に,
最初の一杯目は,味が太くて腰のある味わいでも,
意外に,おとなしく喉を通り過ぎていきます。
が,二杯,三杯,四杯・・・と重ねるごとに,
この蔵のインパクトのある味わいが,押し寄せてきます。

蔵内に居着いた酵母を杜氏さんの熟練の技で「天然の優良酵母を純粋に育て」(山廃仕込み),
三日もかけて「木槽天秤しぼり」でゆっくり,酒を搾る。

正直言って,手間を考えれば,一升瓶3150円(税込)は,安いと思わずにはいられません。

2007/04/21

カワイイ足袋(笑)

Dscf0309しつこいようですが・・・「鉄は熱いうちに打て」という格言を守り,
昨日,一仕事を終えてから,
亡き祖父が着ていた着物に合わせる足袋を買いに行きました。

第一候補は,少し鼠色っぽい萌黄(黄緑)色でしたが・・・
あいにくサイズが合わず断念。
そこで浮上してきたのが・・・(写真)。音符がモチーフとなった柄の,ちょっとモダンな足袋。

Onpu横の写真は,音符柄のアップです。
これ,京都の呉服関係の会社が作った,日本製です。

蛯原友里でもないですが・・・なんか頭の中で

「かわいい〜」

を連発し・・・いや,英語の

「Lovely!!」

のほうがいいか・・・^^;・・・見て即購入。

このところ,買い物には,迷いなし。

深夜,着物/帯/足袋と合わせてみると・・・色合いが見事に調和した!!

でも,一つ問題発生。
自分が思っていたより2〜3cm,着物が短い。
後ろなんて,動き方次第で,素足の部分が見えてしまう・・・。

いや,そんな小さなことは気にせず着てみよう。

そんなこんなで,あらためて,着物という衣類の「遊び」の多さに,
ただただ好奇心をそそられる今日この頃です。

2007/04/18

京かおり:新緑の紅葉

☆井六園「京かおり」

ペットボトルのお茶に税込み189円払うか?!と思う方がいらっしゃる方がいるかもしれませんが,
井六園の「京かおり」が置いてあれば,必ず買ってます。
これって,ほとんど関西しか売っていないのでは?
東京では高島屋にあるようですが・・・。

Kaori02井六園は京都のお茶の会社。
「京かおり」のユニークなところは,買ったままの状態では,ミネラルウォーターにしか見えないこと。


Kaori01でも,キャップをひねったら,キャップに入っている粉末の抹茶が下に落ちて,
ペットボトルを振れば,クールな抹茶が完成!(●写真中)

上手に降らないと,抹茶が固まってよろしくない時もありますが・・・
香りは瑞々しいし,自然な味わいです。
個人的には,お茶は温かいほうが好きですが・・・
香料いっぱいのドリンクよりは,ずっと良い。

http://www.irokuen-tea.co.jp/

↑ ここに商品説明がありますが・・・な,なんと,
 「京かおり」は,ボトル等の変更をするので,来年3月あたりまで販売中止!
 店頭にあったら,早めに飲んでみましょう。

Momiji☆新緑の紅葉

えっ!と思うかもしれませんが・・・今年は,もう紅葉の葉が見られます。
「新緑の候」というと五月のイメージがあるけど・・・今年は何事も早い。
紅葉って,この新緑の時期にみると,とても清涼感に満ちあふれています。

2007/04/17

「Dancer in the Dark」

Dark『ダンサー・イン・ザ・ダーク(Dancer in the Dark)』(Lars von Trier/Denmark/2000年)

・2000年カンヌ映画祭パルム・ドール(最高賞)
・2000年カンヌ映画祭主演女優賞(ビョーク)

この映画を見たことのない人へ,最初の一言。
エンディングは「絞首刑」のシーンです。

こうしたハッピーエンドで終わらない,とても重苦しいストーリー展開なので,
この映画に対する賛否がはっきりと分かれます。

私の場合・・・何度も,この映画を観ています。
それほど映画通ではありませんが,これまで見た映画の中でも,かなり好きな作品です。

作品のあらすじについては・・・

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=60256

↑を読んでみてください。

ちなみに,この『ダンサー・イン・ザ・ダーク』,かなり反米色の強い映画で,
ヨーロッパ人の醒めたアメリカ観を強く感じます。
ですから,アメリカ好きの多い日本でも,この映画に不快感を感じた人も多かったみたい。

とまれ,「力」で,移民を圧倒する,アメリカ。
優しくても,貧しい無力の移民は,荒唐無稽な裁判を翻すだけの「金」すら持ち得ない。
「真実」が「金」に駆逐される。
だからO.J.シンプソンのように,刑事事件では無罪,民事裁判では支払い命令といった判決も下るのですね。
ここ最近,日本でも裁判員制度が話題になっていますが,いわゆる陪審員制度というものも,
「死刑制度」を温存したままで・・・果たして冤罪を未然に防止することができるのか??
そんなことも,ついつい考えさせられてしまいます。

少々,ストーリー展開に無理があるものの,
理不尽な現実の中に現前する「もう一面のアメリカンドリーム」が存分に垣間見ることができます。

この映画を彩るのは,決定的なシーンへとストーリーが展開する前後で,
主人公のセルマを演じるビョーク(bjork)の歌と,登場人物らによるミュージカル仕立ての踊り。

Selma個人的に印象的だったのは,
一つ目のクライマックスともいえるシーンの直前,貨物列車の上で,セルマや鉄道夫らが踊る一コマ。
この映画のサウンドトラックは「selmasongs」というアルバムですが・・・
その中の3曲目「I've seen it all」は,Radio headのトム・ヨークとのデュエットもさることながら,
列車が線路を通るときの通過音が,そのまま,リズムトラックへと変貌する,その情景を想起させるセンスの良さに,
ただただ聞き惚れてしまいます。

http://unit.bjork.com/selmasongs/music/selmasongs-iveseenitall.mp3

2007/04/16

「過去のない男」

Kako「過去のない男(MIES VAILLA MENNEISYYTTA)」
(アキ・カウリスマキ監督作品/2002/Finland)

社会の底辺で繰り広げられる,人と人との助け合いを通して,「生きる」ことで大切なこととは何か?を,さりげなく教えてくれる名作です。
2002年のカンヌ映画祭で,グランプリと主演女優賞の2冠を受賞した作品。

このタイプの映画ですと・・・たとえば日本の映画だと,かなり情念に満ちていたり,過去を遡ったりして,ドロドロと湿っぽい感覚だったりしますが,何とも淡々と対話等が展開されていきます。このことが,むしろ,飾りじゃない「人間らしさ」を上手に表現していますね。

「過去に生きているわけじゃない。物の名前を知っていれば大丈夫。これから生きるのは未来だから」

公園のベンチで窃盗集団に襲われ,病院へ運ばれるものの,一時は死を宣告されたのに,奇跡の蘇生。笑。記憶を完全に失うものの,貨物車用のコンテナで暮らしている親切な貧民家族の主人が,名前すら記憶から失った主人公に投げかけた言葉が,上の台詞。

Kako02ストーリーが展開される空間は,社会の底辺で生きる人々や,救世軍だったりしますが・・・記憶をなくした男の過去にこだわるわけでもなく,名前で呼ぶわけでもない。「今を飾らずに生きる姿」が,見ていて,ユーモラスなストーリー展開や登場人物の会話も相まって,むしろ爽やかさすら感じます。

救世軍に奉仕する堅物で生真面目な女性・イルマとの出会いとハッピーエンド,救世軍の聖歌隊にロックの躍動感を教え貧民窟が楽しみに満ちたコミュニティーへと生まれ変わる・・・。そこには英雄物のような成功物語はないですが,見ている側に,生きることへの安堵感を与えてくれる,かなりの秀作です。

カメラワークも誇張したところがなく,日本では絶対に出せないような,淡い水色っぽい空間演出。スペインあたりでみる青青とした光に満ちた青空も美しいですが,フィンランドの淡い水色の空も,どこかエキゾチックに感じました。

余談ですが,電車の食堂車で,記憶をなくした男が食事をするシーンがありますが・・・なぜか,出てくる料理と酒は・・・寿司と日本酒でした。演歌みたいな歌も流れて・・・ユーモラス。笑。


http://www.eurospace.co.jp/kako/

↑ 「過去のない男」の公式サイト

2007/04/15

左利きに関するAERAの記事


「レフティ3 右利き女性は左利き男性に惹かれる?」

と題された,朝日新聞社の雑誌「AERA」に掲載された左利き特集の記事にて,拙サイト「クラブレフティ」管理人がコメントしたことや,AERA編集部でとったアンケート結果を紹介しています。

左利きに興味の有る方は・・・

http://homepage3.nifty.com/club-lefty/

へジャンプしてご覧下さい。

2007/04/14

日本の祭り:的屋(テキヤ):妖艶な夜桜

001_1この時期,どことなく夜桜と祭りの的屋で賑やかだったりします。

もう桜が吹雪いていますが・・・少しずつ葉桜になっていく途中の夜桜も妖艶なものです<●写真>。
この後,急に強い雨が降り,あたり一面は,まさしく桜吹雪となっていました。

それにしても,祭りって,やっぱり的屋(テキヤ/露店商)がいないと,雰囲気が盛り上がりません。

002<●写真>
子供の頃・・・食べたくても「あんな身体に悪い色を使った食べ物は,買ってはいけない」と親に怒られた逸品?!
なんと,初めて口にしたのは,二十歳を過ぎてから,奇遇にも東ロンドンの露店商から買ったものでした。
味は一言・・・「まずい」。^^;
非日常の祭りだから・・・こんなにセンスの悪い色の食べ物でも,どこか美味しそうに思えたのかもしれません。
それにしても,私の子供の頃は,そこかしこに林檎飴の食べさしが捨ててありましたけど・・・最近は,あまり見かけません。

003<●写真>
やっぱり,水面に対して,平行に金魚はすくわないといけせんね。笑。
一時期,「ゴムボールすくい」なんてものも見かけましたが・・・
残酷かもしれませんが,やっぱり,祭りは「生き物」がらみこそ猥雑な雰囲気が出ます。
子供の頃には・・・「鯉釣り」(エラに針を引っかける)「ヒヨコ釣り」(ウドンを食べさせて釣る)なんてものもありましたが・・・ヒヨコを釣ったところで,鶏まで成長させた人は・・・ほぼ皆無です。知り合いでは一人だけでした。いろんな所をたらい回しにされて,生き物も疲れきってましたね。

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