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2007/03/13

男の着物(長着)を着てみた。

Kimono01嗚呼・・・のっけから痛感したことを述べさせていただきます。

生まれて初めて,体型と合わせるのに四苦八苦した衣類が・・・
自分が生まれ/育った日本の「着物」だったなんて。涙。

そもそも,着物が身近に無かったわけではありません。
祖父が残していった,未着用の大島紬(つむぎ)は,
裏地まで正絹(絹100%)。

でも,170cm位の身長に合わせた着物ですから・・・袖も短ければ,丈も全く合わない!

というわけで,京都にある着物屋で,男物を物色。
できれば天然素材が欲しかったから,
ひとまず絹で仕立て済みの着物を探してみたものの・・・


お店で出されるのは,ポリエステル100%のテカテカ光ったセット物ばかり。
なんだか「スーパーで干からびた鯖(サバ)」みたいな光沢。肌触りも悪い。
即却下。
ただし,ここ最近は,ポリエステルでも上質な着物地はあるようです。


お洒落な店員さんがいるアンティーク着物屋では,
正絹で手頃な長着を見つけたものの・・・
いかにも工場で縫製しましたといわんばかりの,洋服っぽい仕立て。
背にはブランドタグと「LL」というサイズ表示。
絹にしては重い。
そして,中国製だった。驚いた(※中国製が悪いという訳ではありません)。

今や,洋服も靴も中国製が当たり前になっている日本だから,
まあ,着物も中国製があったって不思議ではないですね。

一生懸命に接客してくれたのに,申し訳ない気分で断る。

その後,意気消沈していたら・・・
「男の着物専門店」があることを知りました。
そこでは,初心者には値段の手頃な,シルクウール(絹と毛の混紡)をすすめていた。
生地の風合いは良い。
身体に合わせて誂(あつら)えるし,願ったり叶ったりなのですが,
一度,花見で着物を着てみたいと思っていたことと,
仕上がりに時間をいただきたいということで・・・泣く泣く断念。


仕方なく,インターネットで長身用の着物を探してみた。
嗚呼・・・文明の利器。
金沢にある着物屋さんで,長身用のウール着物があることを発見。
ウールなので「大島紬風」で明るめの藍色(●写真)。

どうやら,今の着物界での流行は・・・芥子色や茶系,淡いグレーあたりか。
青/紺系は,一時期いっぱい着てる人がいたから,たぶん,流行ってない様子。


まあ,最初は,せっかく買うなら絹物と思っていたが・・・
一度も着たことのない着物。
発想を転換して,明治や大正期の学生風に,
普段着感覚で着ればいいと思うと・・・気が楽になる。

ついに・・・
人生で初めて,通販で服を買った。


しかも着物を。


期待半分,不安(かなりの)半分で到着を待った。
そして到着。

あっ,思ったより,質感はマシ。(^^)/
若々しい感じの色合いなので,ここは長襦袢(ながじゅばん)なんか着ないで,

襟無しの黒いシャツに,股引(ももひき)ぐらいのお手軽な路線で行こう!

帯も「角帯」じゃなくて「兵児(へこ)帯」。
女性でも,浴衣に合わせますね。

幸い,「下駄(げた)」がある。ウールの着物なら,
「雪駄(せった)」より似合いそう。


今,思い出すと・・・中・高校生の頃,夕方に京都の街を歩いていたら,
ウールの着物を着てブラブラしている街の人を,けっこう見かけた。

そんな普段着感覚でいいんだと・・・
自分の身分もわきまえながら,気取らないで着てみようと思いました。


Kimono02●写真:鮫小紋の小粋な柄の足袋と下駄。
 着物じゃなくてジーンズ・・・ですみません。^^;
 足袋は洗って,足に合わせるようにしないと・・・
 たるみが出てる。
 嗚呼・・・ダサイと思っていた甲高/幅広の足が着物姿には一番合う。

 この足袋は,男の着物専門店で購入。
 洋服のブティックとは違う,センスの良さ。
 とても新鮮な気分になりました。

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