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2006年12月

2006/12/28

中川翔子の左利きぶり :: 朝日新聞に掲載された左利き関連記事。

おそらく,日本のブログでは一日の一番アクセスが多いだけでなく,更新数も半端じゃない多さの「しょこたんブログ」。一日70回も更新したことがあるって・・・凄い。

単に中川翔子が左利きということで,時折,チェックしていますが(左利き以外にも想像以上に表現力があって驚くこと多々あり!)・・・最近は,あまり左利きであることがわかる記事や写真がない!

というわけで・・・

http://yaplog.jp/strawberry2/archive/11039

で左手でケーキをほおばるシーンがありました。ちなみに,この人の顔,「ほおばる」という表現がとっても似合いますね。

閑話休題。

拙サイト「クラブレフティ」にて,朝日新聞で紹介された左利き関連の記事について紹介しています。ご興味のある方は,是非ご覧下さい。

http://homepage3.nifty.com/club-lefty/voice.htm

↑よろしくです。

2006/12/26

味わいのしっかりした澄まし汁的感覚?! ::「義侠 侶(ともがら)」

151528210_66年内に呑み切るラストの一本は・・・「義侠 純米吟醸「侶」(ともがら)」(愛知)

一瞬,「東洋美人 亀治 純米吟醸」に心を奪われそうになりました。が,これまで,アルコール度数が13度台の原酒を飲んだことがないので,一升瓶を握りしめた後は,何の迷いもなしに帰宅。

精米歩合は60%ながら,一升瓶が税抜きで4500円。スペックだけを見たら安くない酒ですが,一升瓶一万円の大吟醸にはない世界があります。盃を重ねる事に,この酒にしか無い,独特な世界を楽しめる嬉しさがこみ上げてきました。常温から人肌燗で楽しんでいます。

13度台の日本酒というと,夏によく見かける,多めに割り水して醸造用アルコールを添加した本醸造系のサッパリした辛口を連想しますが・・・これは,純米吟醸の原酒。しかも日本酒度は+5だから,辛口酒の部類です。

ちなみに,購入した「侶」は,酒屋で熟成させたもの。よって,ほんのりじょう熟した味わいがありますが,このお酒,若いうちは,瑞々しいフルーティーさが口中に広がるイメージを凄く感じます。でも,個人的には,若いうちの「甘美さ」を残しつつも,熟成させて「渋み」も感じる方がいい。

とにかく,甘口か辛口かと言われれば,れっきとした辛口酒であるのに,口当たりが「可愛い」。「辛口酒」で口当たりが「可愛い」タイプには一番そそられます。笑。

(原料米:東条町特A地区山田錦特上米/精米歩合:60%/日本酒度+5/酸度1.2/酵母:協会10号/アルコール度:13.8度)

2006/12/25

ウォームなサウンドが魅力:シャルロット・ゲンズブール「5:55」

Gainsbourg「シャルロット・フォー・エヴァー」というロリータヴォイスもいいところの作品から20年間のブランクを経て発表されたシャルロット・ゲンズブールの新作「5:55」。

「シャルロット・フォー・エヴァー」は,かつてアナログ盤で持っていましたが・・・なぜか中古盤店で10年程前に売却。嫌いではなかったものの,コンスタントに聴くかといえば「?」でした。そんなシャルロット・ゲンズブールですが,今回の「5:55」はタイトルチューンの「5:55」から,大人の歌声の世界に引き込まれていきます。

最初の予想は,母親のジェーン・バーキンみたく「ウィスパー」もいいところのボーカルかなと思っていたのですが・・・母親よりも娘のほうが,しっとり落ち着いた歌の展開。デジタル臭が抑えめなサウンドも,むしろ新鮮だったりしますね。

この季節によく似合うウォームな雰囲気。何かと慌ただしいこの時期に,気分をゆったりするのはぴったりな「ポップス」です。

2006/12/24

24日で見納め★Soft Bank携帯電話CM内での「イジメ助長」

月額2880円で午前1時から午後9時まで,Soft Bank携帯電話なら何時間通話しても無料!という「ゴールドプラン」が話題になって久しい。

まあ「美味しい話には裏がある」というわけで,当初は,あのCMを見て,

「どこに電話しても無料?!」

と思って飛びついた人がいるはず。でも,そんな美味い話はあるわけがなく,携帯電話会社変更の流行も,落ち着いてきた。

そこで,最終兵器として出してきたCM・・・ブラッド・ピットが出てるバージョンじゃないですよ! 4人の女子大生が登場するバージョン。初めて見たとき,

「これは酷い」

と思わずにはいられなかった。何かのスポーツ部の仲間の一人が,

「試合の件は電話して」

と言うと,Soft Bankじゃない女子大生が,

「いいよ。私にかけるとお金がかかるし」

と暗い顔。

「あ、そっか。ソフトバンクじゃないんだ」

・・・なんて言ってCMが展開するけど・・・Soft Bankじゃない女子大生が「気にしてないから」というあの一言で,即「村八分」という,日本の古い風習を思い出しました。

そして,やっぱり公共広告機構に「イジメを助長する内容だ」とのCMの苦情が相次いでいるそうです。

ちなみに,そのCM,今日(24日)が見納めになる。料金の説明とともに「友達は大切に」というテロップを流しているけど・・・う〜ん。

追伸:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%85%AB%E5%88%86

↑で「村八分」を改めて調べていたら,最近,仲間外れにすることを「ハブ」「ハブる」というのは耳にするけど,これも語源が「村八分」であることを確認。

「激しくキボンヌ」という意味がわからず焦っていることもあったが,これは予想通り。

2006/12/20

見返り美人的な味わい:「池月 純米」(石川県)

148277080_187銀行でお金を引き出す時,時折,立ち寄る酒屋で購入。ちなみに,その酒屋,同じ銘柄で高いグレードと低いグレード・・・どちらを買おうかと店主に相談すると,理由を説明し「安い方」が旨いと薦めてくれた。大変良心的。

「酸味がしっかりあって,ぬる燗で冴えます。美味しい辛口ですよ」という店主のアドバイス(殺し文句?)を素直に受け入れ,「吟醸造り」ではなく「純米」にしました。

この酒は・・・勝手に一言で言わせてもらうならば「繊細な見返り美人」! 味わいは軟水仕込みとのことで柔らかく優しい膨らみですが,想像よりもスリムなプロポーション(味のバランス)が綺麗で後口も嫌みが無い,繊細かつ切れの良い辛口です。

香りも派手ではないので,最初はインパクトを感じませんが,ちょっとこっちに顔を向けては余韻を残して去って行くので,その「奥行きのある」旨みに好印象。

かなり小さな蔵の酒で取り扱い店も少ないですが,一番飲み慣れているはずの能登杜氏のお酒のイメージとは,良い意味で違ったことが嬉しかった。とても控えめな印象を感じる「人肌燗」が一番おいしく感じる佳酒。 


(原料米:五百万石/精米歩合:55%/アルコール度数:15〜16%/酵母:金沢14号)

2006/12/16

『B型男と幸せになる方法』:血液型性格分類のキッチュさ。

B田中ひとみ著(2005年・東洋経済新報社)/少し以前に図書館で何気なく目に止まった一冊。著者は,自称「B型男研究家」のA型女性。「推薦の言葉」は,血液型性格学を広く世に広めた能見正比呂氏の息子・能見俊賢氏(最近亡くなられた/A型)。

この「血液型性格学」,科学というよりは,日本人論や疑似民族学とも言える気がしてなりませんが,昨今,火付け役の日本のみならず,韓国,台湾,中国でも話題になっているらしい。

ちなみに,日本は「A型社会」と言われていますが,まず気になるのが,世界各国の血液型分布ですね。面倒ですが,件の本の表から一部を列挙してみます。

------------------------------------------------------------------
■アジア■

インド (A型21%/O型29%/B型41%/AB型9%)
韓国  (A型32%/O型27%/B型30%/AB型11%)
日本  (A型38%/O型31%/B型22%/AB型9%)

------------------------------------------------------------------
■ヨーロッパ■

ドイツ  (A型43%/O型38%/B型13%/AB型6%)
イギリス (A型41%/O型47%/B型9%/AB型3%)

------------------------------------------------------------------
■その他の大陸■

アメリカ (A型41%/O型45%/B型10%/AB型4%)
メキシコ (A型11%/O型84%/B型4%/AB型1%)
ギニア  (A型17%/O型64%/B型17%/AB型2%)

------------------------------------------------------------------

といったところです。ちなみに・・・以前に見た統計では,中国や台湾の血液型分布でもB型は比較的多かったことを記憶しています。

日本は「A型社会」と言うが・・・日本と血液型分布が似た国はヨーロッパのドイツです。

参考までに・・・wikipediaの血液型性格分類の説明よれば・・・

「20世紀初頭ドイツにおいて、A型がB型より優れているという理論が広く支持されたことがある。これはヨーロッパ系民族にA型の人が多く、アジア系民族にB型の人が多いという事実に着目して、ヨーロッパ人によるアジア人支配を正当化するために用いられた理論である。」

とあります。20世紀の初頭といえば,日本がドイツから積極的に学問を輸入していましたし,この時代あたりから日本で血液型と気質に関する研究が始まっています。これは推測に過ぎませんけど,ドイツの文献を読んだ学者が,ドイツと日本が似たような血液型分布であることを知り,まずは,ドイツの研究を日本にも敷衍するような形で,研究が進められたのではないでしょうか。

また,日本の血液型性格分類でいけば,ドイツも「A型社会」と言えます。やはりドイツと日本は似ているでしょうか? 第二次世界大戦では枢軸国として同盟関係にありましたが。ただ「A型が優性」という考え方は,そのじつ,今の血液型性格分類の裏のホンネかもしれません。

もしそうだったら,B型の多いアジア諸国の人々は,血液型性格分類を信じることが哀れな行為です。

    
      ○       ○       ○       ○


以上のような真面目な話はさておき・・・
この『B型男と幸せになる方法』という本,
一見すると扱い難いB型男を,
本来相性が悪いと言われるA型の女性が「掌(てのひら)で転がす」的な内容です。ちょっと読んでみて・・・
もういい加減,血液型性格分類のパターンに飽きていますが・・・^^;
B型男にとっては,内容的に悪い本ではありませんよ。笑。

最終的には,A型の女性に煽てられて泳がせられればいいのですから。
ただし,美味い話には必ず裏があります。^^

視点を変えれば・・・日本国内では悪い特徴とされるB型の気質も,
日本以外では無問題であることがいっぱい有り。


とまれ・・・血液型性格分類って先入観が強いようで。
ちなみに,私は,B型と当てられたことが滅多にありません。
そんなものです。笑。


韓国では「彼氏にしたくない血液型のNo.1」がB型で『B型の彼氏』と映画が大ヒットし,歌まであると聞いたことがありますけど・・・これも日本の血液型性格分類の発展系ですね。苦笑。

ただ,韓国のB型男性は「自分たちは魅力があるから話題になって当然」と誇りにしているそうで・・・その態度で軽く流せばいいだけの話ですね。


2006/12/11

反流行の美学:「雪の茅舎・秘伝山廃・純米吟醸」

061211_184501_1酒屋へ行けば「新酒入荷!」と言わんばかりに並んでいますが・・・さすがに新酒の無濾過生原酒で「人肌燗」は厳しい。いっぽうで山廃仕込みの酒が恋しい。^^

というわけで,じつは,さほど期待しないで買った「雪の茅舎・秘伝山廃・純米吟醸」ですが・・・なかなかどうして。口当たりの柔らかい,「山廃仕込み」と「吟醸づくり」の最大公約数的な味わいを感じ.熟成感も程々にある,とても飲み疲れしない一本です。翌日,多めに酒を飲んだ時に感じる疲労感を感じません。

蔵付き酵母で醸した山廃とのことですが・・・自家培養された蔵付き酵母なのか,純粋に蔵内に棲みついた酵母を温度操作により時間をかけてモトを造ったのか,定かではありません。でも,今流行の酒に感じる「No.1を目指した味わい」というよりは「Only oneを目指した味わい」を感じます。

人肌燗が一番この酒の優しさを感じますが・・・少々温度を高くしても,味が崩れません。また精米歩合50%というのも,喉ごしの良さを演出している要因かと思います。古風な不老泉の山廃だけでなく,今風な東洋美人の山廃とも一線を画す味わい。

インターネットではあまり評価が高くないし,●四代や●自慢や●龍のような華やかさとは真逆の世界ですが・・・素朴なタクアンを食すような感覚で,しっとりと飲みたい酒です。


(使用米:山田錦(掛米:吟の精)/精米歩合: 50%/アルコール度数:16-17度/日本酒度:+1/酵母:蔵付酵母)

electronica :: noise/西洋的和物?!

(本日の話題とは直接関係ないかもしれませんが・・・)
「ポピュリズム(大衆迎合主義)」などと言う言葉を知らない,
中・高校生の頃から・・・たぶん,単なる「背伸び」でもあったわけですが・・・
どこか「時代の空気」に安息したくない気持ちが強くありました。

それが端緒に現れているのが「音楽」の趣味/嗜好かもしれません。
とはいっても,ポピュラーな音楽を全部否定しているわけではありません。
ただ,これは好悪といった観点ではなく,
どこか深く入り込めないサウンドの例としては・・・
「S.A.S」「S.H」「Y.O」「Mr.C」あたりか。
いずれも,日本では,とても支持者が多い。
日本のポピュラーな音楽を知りたいのなら,
素直に,彼らのファンの方の思いを聞くのが,
日本の社会を知る上でも有益であるはず。

とまれ,国内では上記のようなミュージシャンと比較すれば無名同然ですが,
海外では,知る人ゾ知るミュージシャンやサウンドの紹介です。

ちなみに,以下の2枚は中古CD店で購入。
このところ,大手CDショップは,どこも一緒にしか見えません。
むしろ,一癖ある(といっても自分と波長が合いそうな)店主がいる中古盤店のほうが,「推薦盤」という殺し文句にも信用が持てます。

Micro★V.A / micro blue★

東京・渋谷にある「plop」というレーベルから出ていて,「カラフルな粒子が舞い踊り、それはやがてガラス細工のような 美しさへと昇華する。まさに超感覚エレクトロニカ集の登場!」と説明があります。

参加アーティストは日本だけではありませんが・・・
このテのエレクトロニカを聴く時は,
小説を読むというよりは,言葉を極力排除した俳句を嗜む感覚で耳にすれば,
きっと「電子記号」的な音のイメージから脱することが可能かと思います。
また,夜,自動車を運転するときのBGMには極めて良いです。

http://www.inpartmaint.com/plop/PLOP-TITLE/PLIP-3004.html

↑「百聞は一見にしかず」ではないですが「百見は一聞にしかず」。
 各曲のサンプルが試聴可能。
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%AB

↑エレクトロニカの説明


Ontoko★KK.NULL & 山本精一 / ontoko

個人的な話ではありますが・・・ギタリストの放つ「ノイズ(noise)」が好きで・・・
かくいう自分自身も少しだけエレキギターが弾けたりしますが,
よくギターとアンプでノイズを制作しては自己満足に浸っています。
そういう世界の・・・完成品的世界。
ノイズだけど,聞き苦しさはありません。

こちらは大阪・都島を拠点にするummo recordsからリリースされている一枚。
ちなみに,曲のコード進行的な展開は一切ありません。
ただし「感じられる」人には,確実に受信できる「ノイズ」のメッセージがあります。

ちなみに,KK.NULL氏も山本精一氏も,ある狭い世界でならば,
海外でも知られたミュージシャン。
恥ずかしながら,私はロンドンにいるイギリス人の友人から
こういった日本のノイズサウンドの名手の情報をいただいています。苦笑。

雅楽や民謡,演歌が「日本臭い」音楽ならば・・・
その対極にある・・・今回紹介したようなサウンドも,
じつは極めて「日本臭い」・・・
俳句や古典芸能に通じる「ミニマル(minimal)」を感じる世界と思えてなりません。


http://www.kknull.com/

↑KK.NULL氏のサイト

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF

↑ノイズミュージックの説明

2006/12/10

「みんな」のバカ!

Minnaこのところの体調不良が長引いたため・・・部屋でおとなしく読書する機会がありました。その中からの1冊を紹介。


●『「みんな」のバカ! 無責任になる構造』(仲正昌樹/光文社新書/2004年)

「出る杭は打たれる」前に「出る杭にならないよう場の空気を読む」ことで,摩擦を避けることが「大人」とされる日本社会。なんて自分自身が勝手に思うまでもなく,困った時には「組織で決めたことですから」と責任の所在探しするシーンをよくテレビでも見ますが・・・読了後の感想といえば,どこか自分と似たような気持ちを持っている筆者というところ。

以下の一文は,筆者が一般論として書いてはいるものの,そのじつ,筆者の実感が伴っているように思えてならない。また,自分自身も,かつて,いや今でも(意識して「みんな」に溶け込もうとすると)時折痛感することです。

<新しく見つけた“みんな”の関係の内に何とか溶け込もうと努力している時点で既に,「わたし」は「みんな」から浮き上がっているのである。面白いもので,「わたし」の方が,「いつ切られるかもしれない」,「最後には守ってもらえないだろう」と警戒感を抱いていると,「みんな」の方も「わたし」から“自然”と引いていく。別に具体的に,「わたしはわたしだ」などと自己主張しなくても,いざという時に「わたし」が負うべきリスクを計算していたりすると,それが態度に出てしまい,「みんな」を寄せ付けなくなる>


2006/12/09

ジョン・レノン(John Lennon)の命日 :: 12.08。

051208_21270001何時から始めたのか・・・自分自身が定かでもなく,
さりとてジョン・レノンのコアなファンというわけではないのですが・・・
昨日も,朝起きて,一番目に聴いたのは
「(Just Like)Starting over」(アルバム「Double Fantasy」の一曲目)

曲の最初に鳴らされる鈴(りん)が・・・さくじ
だんだんと「●●忌法要」みたく感じられたりもしますが・・・
「利休 死すとも 茶は 死せず」でもないですが,
「ジョン死すとも ジョンの魂 死せず」というべきか?!


Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
....

という詞で始まる,どこか「再生」というか「再誕」を感じさせる一曲。
大人のロックンロールですね。

次に・・・アルバム「ジョンの魂」(邦題)をターンテーブルにのせて「Love」を聴きました。

A is B
B is A
AB → C

「色即是空 空即是色」でもないですが・・・シンプルで美しい曲。
この曲の詞を聴いて,
「ジョンは詞を書く能力を失った」
といったようなコメントをした人が多数いたそうですが,
そんなに言葉が100%力を持つのでしょうか?
松尾芭蕉...etc俳句に触れた影響が,
この曲に如実にあらわれているそうですが・・・
晩年のジョン・レノンの顔は,私のイギリス人の友人いわく,
「日本人みたいな顔だった」と。

ビートルズ云々より,
「ジョン・レノンを通して日本を知る」的なところが,自分にとって興味があります。

Love is real, real is love
Love is feeling, feeling is love
Love is wanting to be loved

「feeling」というのが,どこか日本っぽくもありますが,
もしジョン・レノンが生きていたら,
「Love」を「want」(欲すること)のではなく,「give」(与えること)と
何か別の曲で歌っていたかもしれません。


その他,大好きな「Working Class Hero」や,
今年は「God」にも針を落としてみました。


ちなみに,12月8日は,
「ニイタカヤマノボレ・・・」が合い言葉の太平洋戦争の開戦日。
我思うのですが・・・太平洋戦争の開戦日もジョン・レノンの命日も
少しずつ人々の記憶から薄れている。
そんな気がしてなりません。

2006/12/08

茶目っ気たっぷりのデザイン:猛虎。

285013491_148個人的には・・・プロ野球といえば読売巨人軍(軍隊か!巨人は?しかし近年弱いのは大変残念)以外であれば良しといったスタンスで,特に熱くなるわけでもありません。

よく「日経は読んでおられますよね?」などと訊ねられますが・・・いつも「何よりも先にスポーツ新聞を見つけます」と言うと呆れられますね。^^;

いやはや,この社会で起こる諸問題やニュースには関心がありますが,どこの新聞を読んだところで,書いてある内容に大差はないし,真相を知るなどもってのほか。日本は,今や,十分に言論統制で縛られた国であります。よって,けっこう下世話な新聞や週刊誌の「毒のある記事」か,あるいは,少し間をおいて単行本や新書で活字として読むといったところでしょうか。

そんな前置きはさておき・・・イギリスで少しだけ滞在していたとき,居候させてもらっていたイギリス人の友人が,

「日本のスポーツ新聞のデザインは素晴らしい。最高だ!」

と,気に入った表紙のものがあれば,日本円で300円はする高価な・・・しかも日付が少し遅れたスポーツ新聞を買ってきてはスクラップをしていました。その恩恵を受け,けっこう日本の情報を簡単にゲットできたのは良かった。^^

さてさて・・・デザインのみならずコピーも優れているのは・・・たいてい,大きなネタがない日の一面だったりします。今朝の一面は,まさしく,その典型例でした。

ちなみに,関西地区以外の方にはわかりにくいかもしれませんが・・・関西のスポーツ紙は,一部(読売系報知スポーツ)を除いて,止めどなく流し素麺を食べるがごとく,阪神タイガースの話題を一面に持ってきます。ほとんど食傷気味であります。

で,もしかすると過去にも例があるのかもしれませんが・・・一昨日前の日刊スポーツの一面・・・毎度のごとく阪神タイガースのトレードマークともいえる虎の顔。よく見ると,西川きよしのような出目金(魚)状態で,「小粋だなあ,イカスなあ」と思った次第。

記事の内容は,安藤投手が契約交渉を保留したといった,年末にありがちな話題ですが・・・シーズン後半の中日との熱戦をお膳立てした「奇跡料」云々と新聞社が持ち上げ・・・しかも目をむいた出目金虎マークの上に「珍」までつけて・・・そんな陳腐さが好演出です。

285013491_94それにしても・・・左の写真は虎マークをズームでトリミングしたものですが・・・むしろこのほうが・・・

「珍」〜「虎マーク」〜「査定」〜「安」〜

で途切れ,むしろインパクトがあったかもしれません。なんて下らないことばかり考えたひとときでした。

2006/12/07

音楽の奥義を極めた観音菩薩。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉・・・あながち間違いではないと思わずにはいられません。

「病は気から」などとも言われますが,ちょっとした風邪などは,今,その典型例だと身を持って感じているところ。心が濁ると身体も濁ります。

ところで,自分にとって切っても切れない事は「音楽を聴くこと」ですが,広義において人生の早くから触れている音楽といえば「お経」つまり仏教の経典の読経でしょうか。周囲に寺ばかりある空間で育った故,「門前の小僧 経を習わずして称し」のレベルまでは到達していませんが(苦笑),音韻に関しては,カラオケで歌を唄うよりは慣れているかも。

体調が優れないものの何気なく音楽を聴いていると・・・ふと『法華経』の「観世音菩薩普門品」を思い出す。世間的に,偈の部分が「観音経」と呼ばれている仏教の経典ですね。

「南無観世音菩薩」と御名を称えると,三十三という数字では表現されますが,その時その時のシーンに応じて姿や形を変え私たち衆生を救ってくださる。何とも有り難い菩薩様。といっても,現代人,かくいう自分自身もにわかに信じ難い。なのに,何故か仏教の経典は,あれやこれやと本棚にあります。

さて,件(くだん)の「観音経」に,こんな一節があります。


「妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音」


(観音様は,個々の心が発する音を観じて妙なる音を説き,煩悩のなくなった清浄な心(「梵音」は「清浄な心」の喩え)で,一切の衆生の心に海音が響わたるがごとく伝わる。故に観音様は,世間の人々の迷いを取り除く音(教え)を説く。)


どうやら,音を受け取る側の曇り無き「信心」が一番に問われるようですが・・・生きとし生けるもの全てに仏性が宿るならば,人と会話する時も,音楽を聴く時も・・・こちらが発する音(声/聴く姿勢)次第で,妙なる音が心に響いてくるというわけですね。

ということは・・・人の心を打つ音楽は,それだけ仏性に溢れているということか?! いやはや,それは俗世での話ですね。でも,素晴らしい音楽には,「妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音」といった要素があると思わずにはいられません。

余談ですが・・・日本のキャノン(Canon)という会社,社名の由来は創業者が観音信仰があったことから「Canon」となったらしいですが・・・日本だと「キャノン」ですが,イギリス人は「カノン」と発音しているのが印象的でした。

2006/12/04

心落ち着く一杯。

Dscf0080なんだかんだで「やさしい味わい」の奇をてらっていない酒が日常にはグッドですね。高い酒は・・・最初に一杯だけいただくのが自分にとって「感無量」です。

●写真左:「瀧自慢 辛口純米」(山田錦/五百万石)

これを含めて2本は・・・先日,知人がはじめたバーで扱っている酒を特別に分けてもらったものです。湯煎で燗ができる形状の黒いガラスボトル。何でも今年11月から,たぶん・・・料飲店向けと思われますが・・・はじまった一合瓶ボトルです。

この「瀧自慢 辛口純米」・・・辛口でキレはいいけど,フワッと旨みと香りが口中に広がる「やさしさ」が好印象。バーで出されるには十分な味わいですね。


●写真中:「益荒男 山廃純米」(五百万石)

こちらは・・・能登四天王・農口杜氏の山廃仕込み。すでに知ってる味なのですが・・・やっぱり燗で飲みたいです。


●写真右:「東北泉 雄町純米」(雄町)

派手さがないので・・・開栓時は「こんなものか」と思いがちな「東北泉」ですが・・・自分の中では,安定感最右翼(最左翼?)の中の一銘柄です。
雄町というと・・・ふつう,旨みや香りがドーンと押し寄せるタイプが多いけど,これは,雄町米使用の酒としては,かなりスマートな部類だと思います。

小さなつぼみが開いたといった印象のぬる燗が,この季節,この酒にはマッチしている印象。ちなみに,「東北泉」の安い本醸造も気に入ってます。

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