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2006/08/13

青い炎を感じるサウンド:クールな情熱。

060813_16190001温度計も落ち着かないような暑さがピークに達していますが・・・ふと通りかかった美容室の前で見つけた・・・かなりミニチュアなジオラマから流れ出るささやかな水流で涼を感じました。写真がそれなのですが・・・携帯フォトで写りがよろしくないです。残念。

さて・・・夏と言えば・・・チューブでも聴いて●●!なんて冗談はさておき,夜になれば,どことなく落ち着くサウンドが欲しいところ。かといって,コンテンポラリーR&Bの清涼感溢れる女性のコーラス・・・なんて路線はてもとにありませんので(悪くはないし,いいものは集めてみたいとも思っていますが),何気なく聴いているものを少し・・・。


Gotan●Gotan Project :: La Revancha del Tango -Japan Special Edition(2003)

ある日,FM放送を聴いていたら,司会のピーター・バラカン氏が、

「打ち込みのデジタル系は何を聴いても好きになれなかったが・・・これを聴いてしっかりハマってしまった」

的な発言をされていて・・・その後,続々と流れる曲に耳覚えが。じつは,自分自身も,気まぐれに買ったフランスの某クラブのコンピレーション盤に収録されていた曲の中で一番印象深かったユニット,それが Gotan Projectだったわけです。くだんのコンピレーション盤には一曲しか入っていなかったため,その後,程なくしてアルバムを購入しました。

その店には日本盤(スペシャルエディション)しか置いてなかったのですが・・・これが大正解。というのも,楽曲が多めに入っているとか,そういうセコい話ではなく,ジャケットがオリジナルよりも美しい。個人的に,MP3プレーヤーなんかにいっぱい楽曲をぶち込む行為が好きになれないのは・・・ミュージシャンの作品って,音とジャケットとの融合と考えているからです。そして楽曲のジャケットは例外なく素晴らしい。そう思うからこそ,音楽を持ち歩くときは,ジャケットも同伴です。笑。

さて・・・Gotan Project,じつはこのアルバム一枚しか持っていません。デビューアルバムにして,ヨーロッパで50万枚のセールス,さまざまな音楽の賞を獲得したようですが・・・そんなことはさておき,パリジャンが,アルゼンチンのタンゴと,デジタルライクなエレクトロニカを融合させた世界。

あまりここでゴタクを並べるよりも・・・いまだ知らずに興味がわいた人なら,一度,入手して聴いたほうが早いです。全体的に,どこかダルで憂いのあるサウンドですが,アルバム全体がとてもドラマチックな展開で,手法のデジタル/アナログが一切気になりません。

決してLEDメーターに喩えればレッドゾーンを振り切らない世界ではありますが,クールな人間同士の吐息が,音と音の間から聞こえてくるような,ある種,官能的な「青い炎」を感じさせる,大人のサウンドですね。

中には鈴虫(たぶん)のような虫の音が使われている部分もあり・・・どこかしら初秋にはマッチしているかな?とも思ったり。

http://www.gotanproject.com/releases.php?id=3&lang=en

↑にて試聴も可能であるようです。が,入手するなら是非,日本盤を。
 ジャケットの作りが美しい。見てのお楽しみです。


Sake●サケロック :: 慰安旅行(2004)

メンバー全員,まだ若いようですが・・・元YMOの細野晴臣氏ファンだったり,かつてYMOがカバーした「エキゾチック・ミュージック」の巨匠・マーティン・デニーの楽曲の中からバンド名をいただいたというサケロック。

まるでアロハシャツのような・・・洋の東西が入り交じりつつも,イイ意味で力が抜けていそうで,そのじつ,グルーブ感はたっぷり。

ちょっといい加減そうに聞こえるのが年齢の割には余裕がありそうで憎らしい,ジャンル云々を抜きにして,こういう日本のサウンドがあってもいいなと思わせる佳作です。

このアルバムの中でも,個人的にお気に入りの一曲「慰安旅行」について,CDを聴きながら読んで下さいと記されているライナーノーツからひいておきます。

<ビル街を抜けて夜景が窓の向こうに一気に広がった。ガチャンと車輪がきしむ音を立て,鼻の大きな美少年がブレイクビーツを叩き始めた。窓を開けてもいないのに,眼鏡をかけた坊主頭の弾くマンドリンと共に夜風が車内に吹き込んだ。
「ま,一杯どうぞ。せっかくの慰安旅行ですもの」(後略)>


http://www.bounce.com/interview/article.php/1269

↑こちらで一部試聴が可能であるようです。

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