« 2006年4月 | トップページ | 2006年6月 »

2006年5月

2006/05/30

町屋でふと「あがた森魚"乙女の儚夢" 1972年」を想う。

Agatha日曜日に・・・日本酒を飲む集まりに参加し・・・築八十余年という町屋でマッタリしてふと思い出したアルバムです。建物が大正時代のものだったので。

リアルタイムではまったわけではないですが,「赤色エレジー」だけは知っていたことと,ジャケットの美しさを知っていたので,大学生の頃,CDではなく中古盤(アナログ)で買いました。

「曲馬団小屋(サーカス場でのちんドン屋と呼び込み)〜電気ブラン〜秋の調べ(女子学生の朗読)〜赤色エレジー」と続く部分が,特に聴きどころでしょう。「大正ロマン」をコンセプトにしたアルバムで,ジャケットまでその雰囲気を存分に味わえる作品です。所有しているアルバム(CD,AD)で一番キレイなジャケットは?と聴かれたら,迷いなくこれを挙げます。

当時「社会派歌謡」と呼ばれた美輪明宏の「ヨイトマケの唄」で「父ちゃんのためなら エンヤコラ 母ちゃんのためなら エンヤコラ もうひとつおまけに エンヤコラ」という涙でウルウルくる有名な一節がありますが・・・それとは少し違いますけど,あがた森魚の「赤色エレジー」でも・・・「愛は愛とて 何になる 男(おとこ)一郎 まこととて 幸子の幸(さち)は どこにある 男一郎 ままよとて」と,むせび泣くような歌いっぷりに,ついウルっと来てしまいそうになります。ところが,最後に「お泪(なみだ)頂戴 ありがとう」と締めくくってくださっていて,不思議とホッコリした気分にさせられるのは自分だけでしょうか?

今や,古き良き日本の情景を知るきっかけとなる資料的アルバムかもしれません。どなたかこのアルバムの断片をモダンなデジタルサウンドにからめるなんて人を期待しつつ・・・。


Agathaj

2006/05/26

どてらい奴ら。

Nao811100802796ひょんなところで某ミュージシャン/DJが選んだ25枚のなかに,今や町田康名義のほうが有名になっている町田町蔵&至福団の「どてらい奴ら」(クレジットは「女へん」ではなく「男へん」)がありました。ちなみに,これは当時はやっていたカセッ
トブックです。

そういえば持ってたなあと思い,写真にありますように見つけたつもりが・・・肝心のカセットと本がな〜い。ということで,勝手に音だけ想像していました。作家としての町田氏は文体の裏側から几帳面さがほとばしっていて,はちゃめちゃなようで展開が読めてしまいあまり作品を読まないのですが,音楽のほうは,壊れ具合がよくてたまに聴くと快感であったりします。

お目当てのカセットが見つからないので,久々に中学生以降に録音したカセットを掘り出してみました。今や,カセットテープというフォーマットそのものが化石みたいなものなんですが,先の25枚選のなかにも入っているアルバムの作品も自分でミックスして編集してたりで・・・いやはや,たとえ直接つながりがなくとも,同世代の人って趣味や嗜好が近ければ,誰でも似たようなを通っているわけで・・・。そのときは自分で自分のことを「個性的に」と思っていても・・・そのじつある程度は決まったレールの上をたどっているということが,後になってわかってきます。

只今のBGM ...... 今カセットから流れているのはイギー・ポップのストゥージーズですね。

2006/05/23

ブロガーの原点・紀貫之の墓 

Nao810835135171この写真は・・・2,3年前に比叡山を登ったとき訪れた・・・紀貫之の墓です。日記文学の原点であるだけでなく,古のブロガー的存在だったのではないでしょうか,紀貫之って。

比叡山の山中,あまり目立たない場所にあるのですが・・・ここにいたるまでの坂がかなり厳しかったです。ちなみに、同じ場所をめざすカップルを発見。風貌がお二人とも文学好きという感じでしたが・・・女性がいきなり、

「どうしてこんなところに墓つくるの?」

と彼氏に発言。いやはや,昔の人は死者にも眺めのいいところで眠ってほしいという思いが強かったんでしょうね。

紀貫之といえば,土佐日記。しかも「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」の一節が有名ですね。今や,こうしたインターネットのフォト日記など,「女もすなる日記(ブログ)といふものを男もしてみむとてするなり」の時代です。

立場的なものはさておき,ここへ来るのは三回目ですが,そのたびに「発想は柔軟に」などと変に自分に言い聞かせています。


只今のBGM ...... かすかに感じる近くの川の音。

2006/05/21

いろいろと思うことが多いと・・・ 

むしろキータッチがすすみませんね。というよりは・・・ちょっと仕事がバタバタしてるぐらいなものですが・・・。苦笑。

というわけで,そんな今宵は『寺山修司名言集』から印象深いアフォリズムを。

「ひとはだれでも、実際に起こらなかったことを思い出にすることも,できるものなのです」(--赤糸で縫いとじられた物語--)


只今のBGM ...... The Smith : I know it's over

(ちょっと前の話題ですが,英国BBCのラジオ放送で,リスナーによる「人生を救っ
た曲」の第一位がこの曲でした。「笑うことも泣くこともできる唯一の曲」「この曲
を聴くと、スピーカーから大きな腕が出てきて抱きしめられるように感じる」という
コメントがリスナーからあったそうですが・・・スミスのことがぜんぜんわからない
人へどんな詞の世界っていうと・・・フェミニストにお叱りを受けるか表現もしれま
せんが・・・とにかく女々しいです。個人的にはこの曲のサビの部分のギターをちょ
こっと弾くのが快感であります)

2006/05/19

サウンド・テスト。 

アシッド・ジャズ,アシッド・ハウス,ガラージ,トライバル・ハウス,ディープ・
ハウス,プログレッシヴ・ハウス,アシッド・テクノ,ミニマル・テクノ,ネオ・エレクトロ,デトロイト・テクノ,アンビエント・ダブ,アンビエント・テクノ,ダー
ク・アンビエント,アンビエント・ハウス,ブリップ/ブリープ,トランス,サイケ
デリック,アートコア/ジャズンベース,ドラムンベース,ジャンプ・アップ,テックステップ,ハードステップ,ビーツ&ブレイク,ゴア,ガバ,トリップ・ホップ,インダストリアル・ダンス,オルタナティヴ・ダンス,ユーロ・ダンス,ダンス・ポップ,デジタル・ハードコア,ハッピー・ハードコア,スピードベース,2ステップ,アブストラクト,チルアウト,ラウンジ……。

音楽に興味のない人はおろか,音楽好きでも,「何これ?」状態かもしれませんね。
そういえば,こんな調子でいろんな語句が並んでると,テスト問題を眺めてるようなものです。

これ,ダンスミュージックのなかでも,エレクトリック系のなかでのカテゴリー分けの一部。こうして冷静?に並べてみると,よくぞここまでジャンルを作ったなという感じですね。

ロックなんかでも同じようなものですし,音楽以外でも,こうした棲み分けっていっぱいあると思います。そんな現代のカテゴリー作りたがりの一例を,最もコアと思われるダンスミュージックで紹介してみたまでです。

あまりジャンルにとらわれないで,自分のアンテナに引っかかったものを楽しめばいいじゃないって感じですが(笑),こういう傾向って,もしかすると大きな波の前兆の手探り状態なのでしょうか。音楽に限らず。
上記のジャンルを拾うだけでも大変で(笑),今日はこのへんでお暇します。

只今のBGM ...... Nova Nova : Elisa Plaid

2006/05/13

空耳: ロゴ編。

Ten2_1偶然なのか・・・それとも前例に触発されてか定かではありませんが・・・どうも怪しいというか,いい案配だなあと勝手に感心してしまう一卵性双生児ロゴ2題です。

まずは・・・宝酒造の松竹梅「天」。酒屋に行けばどこでも置いてる有名なパック酒で・・・よく目にする商品かと思います。さて・・・このロゴともいえる独特な「天」という文字の作者は・・・最近ほとんどテレビで見かけなくなった「莫山先生」であります。

http://www.takarashuzo.co.jp/shochikubaigura/syun/bran_new_ten022.htm

↑ 久々に見ると・・・莫山先生・・・いい笑いっぷりです。ちなみに・・・このデザインは主婦層に人気があるそうです。

Neubauten_2いっぽう次は・・・ドイツのインダストリアル/ノイズ系バンド「EINSTUERZENDE NEUBAUTEN」(アインシュツルツェンデ ノイバウテン)・・・直訳すると「崩壊的新建築」。う〜ん,耐震偽装設計という問題こそバンド名と一致か・・・???
なんてくだらない冗談はさておき・・・松竹梅「天」を店頭で見たとき,最初に浮かんだのが,このロコでした。
ちなみにこのバンド・・・ライブではグラインダーで火花を散らしたり・・・脳天を直撃するノイズ音だったり・・・莫山先生がご存じだったかどうかはさておき,視覚的空耳度高し。素晴らしい。

http://members.jcom.home.ne.jp/neubauten/

↑ ノイバウテンについては日本語の紹介サイトもありました。

「しょうちくばい てん」
「あいんしゅつるつぇんで のいばう てん」

と韻を踏みたくもなる2題でした。

2006/05/11

怪しげな看板:「スナック やまんば」。

Nao810794377231以前にたまたま通った道路に出ていた看板ですが・・・「スナック やまんば」。こういうタイプの飲み屋には行きませんが,かなり「?」なネーミングですね。しかし・・・もう流行は過ぎたんじゃないですか??

なんだか急に,一昔前,池袋駅東口や北口のカメラ屋から流れていた安室奈美恵ブレーク直後のチープなビートや,かつてテレビ番組で見たやる気のなさそーなやまんばギャル出演パラパラダンスビデオのシーンを思い出してしまいました。

閑話休題。最近あたたかくなってきたせいか,朝になると鳥のさえずりが元気です。
よって,6時30分頃には確実に一度は目を覚まします。初夏を実感できる今日この頃です。漂う空気も,どこか新緑の香りがしませんか?木々の近くにいると・・・。

只今BGM......Norah Jones : Seven Years

2006/05/09

安くて旨いのが一番!:東北泉のカップ酒

65212129_120
いつだったか忘れましたが・・・プロ野球中継を見ていて,世界の盗塁王・福本豊氏が「野球の選手は安くて旨いのが一番!」といきなり叫んだことがあります。若手で年俸が低い選手がいいプレーをしたときだったのですが・・・これは料理や酒にもいえます。

あまり期待していなかったのに予想外に旨い。嬉しい悲鳴です。そんな酒を今流行のカップ酒で見つけました。「東北泉」カップ酒。近くの酒屋で220円(税込)でした。時々、居酒屋等でもこの酒を見かけます。というか,初めて飲んだのは居酒屋でのことでした。

「東北泉」は時々一升瓶でも買ってまして・・・派手さはないけど旨いなあと思っているのですが・・・このカップ、プラスチック容器で安っぽいし純米はないのですが(笑)、これは旨い。もっと金を払えば大吟醸のカップだってありますけど、これは想像していたより味にも幅があるし、最初の口当たりの甘味が嫌みじゃないです。たぶん本醸造クラスだと思いますが「醸造アルコール」が入った安めの酒でもこれだけの味わいがある。ということを実感できる「安くて旨い」カップ酒です。

2006/05/04

空耳:CDジャケット編。

126258607_215もしかすると・・・自分自身の勝手な思いこみかもしれませんが、もしかすると「パクリ」というよりは、一目見た瞬間、元ネタがあってのデザインではないかと思ったCDのジャケットから。

<写真上>は・・・誰もが知ってる?日本のEvery Little Thingのアルバム。発売当初、CDショップでよく見かけ・・・そのときふと「シンプルでいい感じのジャケットだけど・・・何だか見たことがあるような構図だなあ」と思っていたわけです。


126258607_137/で、思い出すわけでもなく即座に<写真下>のSandy Dennyのアルバムが頭に浮かびました。ちなみに後者しか自分では所有していませんが。

あれこれ講釈を垂れることはさておき・・・どうでしょうか? どこか似てませんか? 個人的には・・・元ネタがいいと、これまた勝手に妄想族しております。

« 2006年4月 | トップページ | 2006年6月 »