« 不謹慎かもしれないけど・・・ネーミングは大事だなあ:「東洋美人」「義侠」 | トップページ | 今井メロ選手は左利き?(たぶん) »

2006/02/13

これを読めば,占い書や人生ハウツー本なんかいらないかも:「すらすら読める 風姿花伝」

kaden能という芸能にかんする一子相伝の秘伝書(by 世阿弥)といえばそれまでですが・・・時代という枠を超えて・・・一生付き合えそうな一冊を挙げるとすれば・・・迷わず『風姿花伝』を思い浮かべることでしょう。

 おそらく・・・よく読まれているのは岩波文庫の『風姿花伝』かと推察されますが・・・,そちらは原文にちょっとした注釈がつく程度で・・・やや初心者にはとっつきにくさがありました。けれども・・・この『すらすら読める 風姿花伝』は・・・かの林望先生の解説付きで,しかも現代語訳に総ルビ。原典の一部は割愛されていますが・・・それは気になりません。

 とにかく・・・能楽を超えた大きなフィールドとしての仕事や対人関係,人生の岐路や節目・・・どこから読んでも思い当たったり・・・納得できる一文に出逢えるはずです。しかも「入門書」でありながら・・・見事に世阿弥のイイタイコトが現代人に伝わってくる・・・。こういう『風姿花伝』を読んでみたいと思っていた想いが・・・まさしく正夢となった一冊です。

読み出すと感銘を受ける文章にいっぱい出逢えますが・・・そのひとつは・・・

「上手は下手の手本、下手は上手の手本なりと工夫すべし」

という一文でしょうか。自分よりも才能が劣ると思うような人にも自分よりも優れるところがあれば,それを学んで多くの長所を身につければ・・・それこそが道を極める最上の方法・・・,人間はほっとけば何者かになった気になって自惚れる。そんなことに対する戒めの言葉でもあり・・・もっと身近なところに学ぶべきことがたくさんあると諭されているようで・・・本当に深いです。

何かと人と接するときに問題が生じたりすると自分の側にたって「解決」することを考えてしまいがちですが・・・もっと相手の「いいところ」を感じて共感しあう。そんな気持ちを大事にしていきたいなと・・・ちょっと話題からそれてしまったかもしれませんが,そう思う今日この頃です。

« 不謹慎かもしれないけど・・・ネーミングは大事だなあ:「東洋美人」「義侠」 | トップページ | 今井メロ選手は左利き?(たぶん) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91790/8633148

この記事へのトラックバック一覧です: これを読めば,占い書や人生ハウツー本なんかいらないかも:「すらすら読める 風姿花伝」:

« 不謹慎かもしれないけど・・・ネーミングは大事だなあ:「東洋美人」「義侠」 | トップページ | 今井メロ選手は左利き?(たぶん) »