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2005/11/20

なぜか甲斐バンド&平山三紀。

1120毎日,浴びるように音楽を聴かないと気がすまないタチなのですが・・・わりとサウンドが気持ちいい方を優先しがち。おまけにちょっとコアな路線にも走りがちだったりしますが,たまには日本語の詞をじっくり楽しみたい気分にもなります。

 そんな気分にさせてくれたのは・・・イギリス人の友人と再会し別れた次の日に,親友と新宿のとある飲み屋でのことでした。その店のオヤジさんが、

「おまえら,ここにあるCDのなかから好きな曲みつけろ。かけてやるから」

というのです。親友にとっても自分にとっても,その飲み屋のオヤジさんは大学の古い?先輩にあたることはさておき,CDといっても,いわゆる昭和40年〜50年代のヒット曲を集めた,地方のCDショップ(レコード店)の特売コーナーにでもありそうなもの。でも,飲み屋のオヤジさんは,若い衆?!に気をつかってくれたんだと思います。

 とまれ,なんだかんだでオヤジさんがあれこれ選曲し,何曲か聴いたその後、

「俺,甲斐バンドの『裏切りの街角』が好きなんだよ。詞がいいよ」

とCDのカバーを見てマジマジと発言。じつは自分自身も,小学生の頃,なんとなくこの歌が好きで,チョボチョボ甲斐バンドを聴いていた時期もありました。と,ところが,肝心のCDがない! 飲み屋のスタッフが懸命に探すものの,結局見つからず。その間,オヤジさんが「神田川が喜多條が云々・・・同棲・・・云々」と,どうやら学生時代を懐古。そうこうするうちに,自分が平山三紀の「ビューティフル・ヨコハマ」を発見し,CDプレーヤーへ。どうやら他のお客さんはしらなかった様子で,オヤジさんと・・・

「びゅーてぃふる・な・お・は・な・し・ねぇ〜」

と,珍しく人前で熱唱する自分。そんな調子で,ここ最近は久しぶりに甲斐バンドと平山三紀を聴いているという日々です。

 どちらも,唱われている世界が好きで,たとえ悲しげな内容の歌詞であっても曲調や歌いっぷりが,決して落ちていかないところがいいですね。しかも,どちらも,ここ最近は騒がれていないところが「マイブーム」にはもってこいなのです。

 というわけで,比較的入手しやすいCDのベスト盤を軽くご紹介します。ちなみに,いずれも洋モノ系に強いCDショップよりも,街のCDショップのほうが見つけられる確率が高いと思われます。意外にCDでの中古は少ないです。

●写真左「GOLDEN☆BEST/平山三紀 筒美京平を歌う アンド・モア」
 
 以前にも平山三紀さんのベスト盤をご紹介したことがありますけど,こちらはいろんなレーベルから出た代表曲を,ソニーが一括して編集しているもの。1曲目の「ビューティフル・ヨコハマ」から7曲目の「真夜中のエンジェルベイビー」までの並びは,自分のなかではとてもいい感じです。CD2枚組。
 平山三紀さんといえば「彼の・くるっまにっ・のって〜」で有名な「真夏の出来事」が一番有名かもしれませんが・・・個人的には「ビューティフル・ヨコハマ」と「真夜中のエンジェルベイビー」で聴かれる,媚びを売らないサバサバした歌いっぷりにすっかりハマってしまいます。
 独特な,ちょっとざらつき感のある低音の声もさることながら,単調に唱っているようで,めちゃくちゃコケティッシュなグルーブ感。国内のアーティストでもセンスのいい女性R&Bシンガーが出てきてるみたいですが・・・独特なセンスでは時代を超越してます。はじめて聴いた人は・・・まずその歌声が耳から離れません。

 そういえば・・・筒美京平といえば・・・先日亡くなった故・本田美奈子さんの「Temptation」とか・・・挙げ句の果て(といっては失礼か?)には 小泉今日子の「なんてたってアイドル」まで・・・幅が広いですね。でも,作り手としての筒美京平さんの趣味性は,平山三紀さんというフィルターを通して発揮されてるのではないでしょうか? とても良い世界観が展開されててイイです,とっても。

●写真右「Singles/甲斐バンド」

 こちらはこれまで発売されたシングル盤を2枚のCDに編集されたもの。甲斐バンドって,ホント,歌謡曲を聴きたくないっ!と思っていた小学生の頃によく聴きました。まあ,「Hero」とか「安奈」とかヒット曲のおかげでもあるのですが。
 それなりの年月を経て聴き直してみると・・・いいですね,詞が。すごく詞の世界が頭のなかで浮かび上がってくるし,平山三紀さんの世界同様,たとえ寂しげな歌でも,どこまでも墜ちていく感じしなくて。
 個人的には,先に紹介しました「裏切りの街角」が一番好きな歌です。エンディングの部分で、

「しとしと五月雨・プラットホームを・今思い出が走り出す・発車のベル・叫び声の中・あの人が見えなくなった」

と〆ていくわけですが・・・これがもし「五月雨」じゃなくて「秋雨」だったら・・・春の雨を描写してるところが,どことなく救われた気にさせてくれてるなあと思うのは自分だけでしょうか? それと・・・この歌の世界。ストーンズがロバート・ジョンソンをカバーしてる「むなしき愛」と,かなり類似してることを発見。というか,甲斐バンド,甲斐氏が「ロックな詩人になりたい」と仰っておられたが,かなりボブ・ディランとストーンズの色が見え見え?!

 あと,「テレフォン・ノイローゼ」という歌の詞が・・・ちょっとお茶目なところがあってお気に入りです。とくに,曲の最初の、

「出会って・ひと月め・どれほど・思ってるのって聞くと・君は4週間分よって・そっけなく・おきまりの恋の文句ってやつを・君にささやく・熱があっても・三十九度・首ったけ」

という一節。今あらためて聴くと・・・サラッと唱ってるから余計に興味深く聴けます。

というわけで・・・昭和時代の音楽・・・なかなか詞に聞き所があって,むしろ新鮮ですよ。

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コメント

羅美さん、書き込みありがとうございます。

平山三紀サン・・・いわゆるフツーのCDショップのほうが入手しやすいと思います。個人的にはばんばひろふみ氏と離婚されて、まだ京都にいらっしゃるのか知りたいところです。

素敵そうですね・・・。平山三紀サン、メモしようと思います。昭和歌謡好きなんですわ・・・。
大女優・浅丘ルリ子さんがだいぶ昔にシャンソンぽい歌を歌ってたり・・・昭和歌謡てのは奥が深いですね。また昭和歌謡系でよさげなのがあったら書いてくださいませ☆

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