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2005/10/17

ある人気弁護士の見解。

これといったイベントのない平凡な日曜の昼下がり,昼食後に何気なくテレビを見ていました。

 話題は・・・校内暴力の低年齢化。今や教師を殴ったり蹴ったりするのは中高校生より小学生というのは,これと言って驚かない。教師が生徒に体罰を加えられない昨今の事情を知れば・・・むしろ本能に近いところで行動する小学生のほうが傍若無人であるに決まってます。このところは小学一年生が授業の45分間に耐えられず,あっちブラブラこっちブラブラだそうですが・・・,人と会話していても携帯ばっかりのぞいている大人も似たようなものですよ。

 そういえば・・・このところ,携帯電話での通話が普通になってか,かけてきた相手でも通話後にサッサと切る人が多くなりましたね。あれ,気分悪いです。いくら携帯の通話料が高いとはいえ,せめて2,3秒は余韻をもって切るのが相手に不快感を与えないマナーではないかと。

 そんなことはさておき,前述のキレる小学生の話題について,コメンテーターとして登場したのは・・・著書のある,京都の小学校の先生。ロン毛で過去にワルしてたのがわかる口調と顔付き。だいたい,ティーンのときに何か思って学校でグレる人ほど,そこから醒めたときにいろんな意味での教育に熱くなりますね。

 で,学校教育の問題点についていくつか指摘するなかで・・・克明に再現できませんが・・・こんな話題が。本人は左利きであるのに教師が「筆箱は左側に置け」と徹底して命令するために,肘があたって字が書けないと嘆く児童がいたそうなんです。

 くだんの教師は,こうした事例を出して・・・教師は「どうしてそうするのか」という理由を児童に何もせず頭ごなしに命令する怠慢ぶりや,いいことと悪いこととをはっきりさせる意味で児童を怒るのではなく,どうでもいいようなことで意味なく怒っていることへの危惧を述べていました。これには,ボク自身ももっともだと思っていましたが・・・番組に出ていた・・・日曜夜に放映されている某人気番組に出演している弁護士軍団の一番若手H弁護士が・・・

 子どもには人権なんてものはなく・・・教育のあり方として,指導者がこうだと決めたことを生徒に徹底させることも大事だ。

みたいなコメントを・・・口角泡を飛ばす勢いでまくしたてていました。さすがに,この意見には他のコメンテーターも反論等をしていましたが・・・「左利き/右利き」という利き手の観点からの「マイノリティ/マジョリティ」的な視点での意見はなし。もちろん,くだんの先生は,口に出さなくともこうした視点を持っていての発言であることは,口調からも十分伝わってました。

 それにしても・・・「人権」という言葉に敏感であるはずの法律家が,すすんで少数派の「人権」を抹殺するような発言をしたことに,憤りよりも人間性を疑ってしまいます。何より,法律家は,言うまでもなく「論理」の専門家であるいっぽうで,人間の悲哀に対してデリカシーがあって然るべき。ところが,この人気?弁護士には「利き手」という観点がすっかり抜け落ちているではありませんか。「基本的人権」的な視点が欠落していて・・・もしこの場のディベートに参加していたなら,論理力のない自分ですら十分反論できていただろうと自負しています。

 ちなみに・・・H弁護士とは何の面識もありませんが,同じ大学の出身です。もしかするとキャンパスのどこかですれ違っていたかもしれません。そんな他愛のないことはさておき,テレビ番組は,しょせんエンターテイメントだしムキになって見るほうが「バカみたい」状態ですが,職種によっては,とんでもない誤解を生むことを認識した一コマでした。

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