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2005年10月

2005/10/30

Yah Yah Yah ... ってビートルズじゃないけど・・・

1030このブログを始めて以来,ほとんど個人的な行動記録を書くことはありませんでしたが(実名を明かしているため)・・・,ここ最近,たまには身近なことも書いていいかなと思い・・・その第一弾は・・・明日,日本にやってくるイギリス人でグラフィックデザイナーであり大学でも指導している友人の話題です。

 今回は韓国の大学でグラフィックデザインの学生とのワークショップでソウルに1週間滞在後,ここ日本に3泊5日することになっています。まあ,主たる目的は,彼が日本のデザイン雑誌に連載している出版社への挨拶ということになりますが。

 その雑誌は「IDEA」という世界のグラフィックデザインを紹介しているもので,連載しているエッセイは「不可視の言語」(invisible language)というタイトルです。

 ちなみに,その友人とは自分が大学生の頃に日本で知り合い,イギリスに滞在していた頃には彼のアパートに居候させてもらっていました。そのアパートでは,おそらくイタリアのマフィアの仕業であろうといわれる爆破も経験しました。昨今,イギリスといえば爆弾テロがありましたけど,かくいう自分自身が違った意味で「bomb」を体験してしまっています(ありがたくない話ですが)。

 じつはその友人,3年前にもニュージーランドでの集中講義の後,来日。成田で再会したときには早口の英語で話しかけられたものの・・・こちらはイギリス以外ではほとんど英語を使う機会がなく・・・「英語を忘れたか?」と思わず言われる始末。でもまあ,趣味や嗜好はこちらも熟知しているので,友人が気に入りそうな場所を徘徊。六本木や新宿よりも,神保町や谷中といった地域がお気に入りのようで,今回も,宿は下町情緒あふれる谷中界隈の宿を予約。今回も似たような行動パターンになりそうですが・・・逐一,歩いた場所を白地図に記入したいようで,また自分の仕事が増えそうです。夏には取らなかった休みの替わりのつもりが,彼のワークショップに参加といった感じです。

 ただ・・・何を血迷ったのか(?),前回の来日から,しきりに「湘南海岸へ行ってサーフィンが見たい」とダダをこねてたのですが・・・やはり今回もソウルからのメールで,「湘南でフレッシュな風を感じたい」などとわがままを言っています(笑)。

 このところ,どういうわけか秋になると海外から友人が来日するケースが3回続いています。けれども,日頃,英会話をする機会がなく,どんどんしゃべれなくなっているのが,自分にとっては一番のストレスになっています。それでもまあ,友人と言える人の数が極めて少ない自分自身にとっては,憶えてもらっているだけでも有り難い話かなと思って,今回も空港まで迎えにいくことにしました。

 ちなみに・・・写真は,その友人がデザインと管理をしている,ロンドンにあるオーディオショップのサイトのトップページをプリントアウトして,写真のスクリーンに「Yah! Yah! Yah! Paul!!」と,まるでビートルズの来日みたいな文句を書いたものです。これを持って空港の出口で待とうかなと思っています。

 それと・・・行動録については,一度,携帯からこのブログに掲載してみようかなと考えています。

2005/10/28

今週のジャケ買い。

1028ここ数年・・・だけでなく,六本木ヒルズ建立につき瓦解?した新建築?!六本木WAVEに通いつめていた頃から,時々,楽しんでいる行為・・・それは「ジャケ買い」です。音楽のアルバムを,自分のカンを頼りにして「これはいい(に違いない)」と思いこんで買うのです。ジャンルは・・・そのときのフィーリングで。

 これまでの戦績?は,だいたい8割ぐらいでしょうか? 下手にレコード評に頼るよりはいいみたいです。

 さて・・・今日の一枚は・・・何軒か感覚のよさそうと自分が勝手にピックアップしている中古盤店のうちの一軒で手にし購入した一枚。ちなみに,これ,以前にどこかで見た予感のするアルバムだったので,迷わず購入。

 黄色を基調にシンプルで綺麗なデザイン。ジャケットの後ろを見たら・・・「EFA」とあるので,これはドイツのテクノ〜ハウス系のレーベルだなと,レジへ持っていく。このブログを書くのにちょっとサイトをチェックしましたが・・・「EFA」というレーベルは倒産してしまったようで・・・。で,これはその傘下?プロジェクト?(知ってる方はご一報を)「Mille Plateux(ミル・プラトー)」 の「SND」というユニット?DJ?(これまた知ってる方はご一報を)のアルバムですね。

 何だかどこかで耳にしたことがあるようなクリックテクノだとか・・・そういった系統の・・・う〜ん,エレクトロニカだとか音響系だとかいろいろカテゴライズされてるみたいですが・・・そんなことは二の次です。
 
 とにかくカチッカチッとしたミニマルなサウンドの連続音に清涼感のあるサウンドがプラスされてるといったところでしょうか。テンポも緩めで,クラブで大音量もいいだろうけど,夜の部屋や車の中で聴くのがベストかなという趣です。

 とにかく,このアルバムに対する情報が少ないので,クラブ系サウンドに精通している方からのご一報をお待ちしております。

 今後も「ジャケ買い」続けます。

2005/10/26

レーザーラモンHG情報:その2

全く他愛のない話ですが・・・テレビ番組の陸上競技で・・・あれはやり投げか何かだったかとは思いますが・・・明らかに左手で投げていました。

今,話題のレーザーラモンHG氏は,まず間違いなく左利きであると思われます。
他にも確認情報があれば,よろしくコメントくださいませ。

2005/10/25

好きな色は?と・・・

nao8-1108650361-1聞かれることは滅多にないのですが・・・そうですね,あげるとしたら「赤」か「紫」でしょうか。

理由は・・・特にありません。色こそ直感ですね。

一時期,赤いシャツをよく着ていた頃がありましたけど,最近はご無沙汰しております。おっと,そういえば「赤パン健康法」なんてあったような気がしますが,まだ流行っているのでしょうか? ご年輩の方が多く訪れそうなスーパーではよく見かけるような気がしますけど。

そうです。かの岡本太郎の『自分の中に毒を持て』という本に,こんな言葉がありました。

「私は幼い時から『赤』が好きだった。血を思わせる激しい赤だ。自分の全身を赤にそめたいような衝動。この血の色こそ生命の情感であり,私の色だと感じつづけていた」

う〜ん,いいですね。赤。生きてるって感じですか。

その他,エメラルドグリーン,水色,オレンジ,エンジ・・・あたりの色が好みだったりします。

只今のBGM ...... Jimi Hendrix : Bold As Love
(こんなに「色」を感じることができる曲はないですね)

2005/10/22

かなりセンス良し:「隆 純米吟醸・白ラベル 無濾過生原酒」

1022このところすっかり秋らしくなり・・・肌寒くなって温かい食べ物や飲み物が恋しくなる季節ですが・・・いい酒なら年明けに搾られた生の日本酒に味がのって来る頃。というわけで,このところは火入れ酒が多かったものの,久々に「無濾過生原酒」購入です。

 「無濾過生原酒」というのは,タンクで仕込まれたお酒を,アルコール調整のために加水することなく,また,炭素で濾過しないため,お酒本来の味わいを楽しめます。ただし,濾過しないのでやや黄色みを帯びてます。

 この「隆」は神奈川県山北町・・・足柄とか箱根とかいったほうが地理的にもわかりやすい場所でしょう。蔵に行ったことはありませんが,どうやらこの蔵の味わいに舌がフィットするようで,よく買う蔵の酒ベスト5入りしています。

 ちなみに「隆」でも「白ラベル」しかも「無濾過生原酒」は昨年春以来の購入。この蔵の酒は熟成してからのほうが本領発揮するのは,これまでいろいろと購入していて痛感していました。昨年は出来たてを試しに買ったのですが,まだカドが張った味わいで,なくなりかけてきたときやっと味がこなれてきた感じでしたが・・・。今年は秋に入ってから,タイミングを見計らっての一杯です。

 う〜ん,これはイケます。久々の「無濾過生原酒」でパンチを感じますが,この「白ラベル」は「隆」の中でもとくに,味わいがインパクトをもって口中でスパークします。出来たてならトゲトゲしかった酸味も,ここに来てカドがとれて円やかさが。ちなみにこの酒,インパクトはあるのですが,きっちり主張する酸味にリードされつつ口中で感じるいろんな味わいはバランスがいいです。で,味が太めの「無濾過生原酒」にありがちな後口のざらつき感がなく,サッと引けていきます。開栓時には,独特なビスケットっぽい苦みを感じますが,それも日が経つごとに落ち着いてきます。

 とかく,ボディがあって,最初に鼻で感じる「フルーティーな香り」のするお酒が「今っぽい」という印象を持たれがちですが,個人的には,立ち香が抑えてあっても,含んだときの香りと味わいにキチッと作り手の方針が見えて,しかも,どこか酸味に新しい日本酒の風を感じさせ後ギレがいい。そんな酒が「モダンでセンスのいい酒」と思っています。「隆」は自分にとって,まさにそれを感じさせてくれるお酒です。

 ちゃんとお米の旨みが見えているのも好感が持てます。とにかく,この「隆」は熟成させたほうが絶対に美味しい酒。近くのお店でちゃんと管理された在庫があれば,むしろ製造年度が1,2年古い物のほうが美味しいでしょう。

 それと,ワイン好きの外国人に飲ませたら喜ぶ「sake」だと思います。背筋の伸びた酸味が魅力的です。

(使用米:足柄産若水(精米歩合55%)/アルコール度数:18-19%/日本酒度:+4.5/酸度:1.6/酵母:9号)

2005/10/20

ムーミンの死。

nao8-1106920079-14修学旅行生を相手にするみやげ屋さんといえば・・・かつてなら下世話なグッズの代表格として木刀があげられたかも?!しれませんが,このところ目にとまるのは・・・著作権問題にもなった有名なアニメキャラの雑種(笑)がプリントされた「バカT(シャツ)」ですね。

 これまで「安室ナミヘイ」(安室奈美恵×磯野ナミヘイ)なんていったキャラには,ただ軽く笑っていましたが・・・今回のはちょっと笑えません。写真だとわかりにくいかもしれませんが・・・<ムーミン>×<永眠>で<エーミン>だそうです。なんと,ムーミンの顔に白い布がのせてある! さすがにこれは縁起が悪くて,ウケ狙いで着るのは厳しいですね。4年前に他界した原作者のトーベ・ヤンソンが見たら激怒しそうなバカTです。

 とまれ,他に笑えるキャラも発見しましたので,また機会があれば紹介します。
 
 このところ,仕事の追い込みでバタバタしていたと思ったら・・・なんと月末にイギリス人の友人が日本に来るとのメールが。こちらが返事をほしいときには全く無視なのに,なんともまあ,「SOS!」なんていうタイトルのメールが来て・・・トホホです。ちなみに,その友人のエッセイは,日本で発行されているグラフィックデザインの雑誌「IDEA」で連載されていましたが・・・最近はどうなのでしょうか? ご存じの方はご一報を。彼の名は「Paul Elliman」といいます。

只今のBGM ...... The Datsuns : At Your Touch

2005/10/17

ある人気弁護士の見解。

これといったイベントのない平凡な日曜の昼下がり,昼食後に何気なくテレビを見ていました。

 話題は・・・校内暴力の低年齢化。今や教師を殴ったり蹴ったりするのは中高校生より小学生というのは,これと言って驚かない。教師が生徒に体罰を加えられない昨今の事情を知れば・・・むしろ本能に近いところで行動する小学生のほうが傍若無人であるに決まってます。このところは小学一年生が授業の45分間に耐えられず,あっちブラブラこっちブラブラだそうですが・・・,人と会話していても携帯ばっかりのぞいている大人も似たようなものですよ。

 そういえば・・・このところ,携帯電話での通話が普通になってか,かけてきた相手でも通話後にサッサと切る人が多くなりましたね。あれ,気分悪いです。いくら携帯の通話料が高いとはいえ,せめて2,3秒は余韻をもって切るのが相手に不快感を与えないマナーではないかと。

 そんなことはさておき,前述のキレる小学生の話題について,コメンテーターとして登場したのは・・・著書のある,京都の小学校の先生。ロン毛で過去にワルしてたのがわかる口調と顔付き。だいたい,ティーンのときに何か思って学校でグレる人ほど,そこから醒めたときにいろんな意味での教育に熱くなりますね。

 で,学校教育の問題点についていくつか指摘するなかで・・・克明に再現できませんが・・・こんな話題が。本人は左利きであるのに教師が「筆箱は左側に置け」と徹底して命令するために,肘があたって字が書けないと嘆く児童がいたそうなんです。

 くだんの教師は,こうした事例を出して・・・教師は「どうしてそうするのか」という理由を児童に何もせず頭ごなしに命令する怠慢ぶりや,いいことと悪いこととをはっきりさせる意味で児童を怒るのではなく,どうでもいいようなことで意味なく怒っていることへの危惧を述べていました。これには,ボク自身ももっともだと思っていましたが・・・番組に出ていた・・・日曜夜に放映されている某人気番組に出演している弁護士軍団の一番若手H弁護士が・・・

 子どもには人権なんてものはなく・・・教育のあり方として,指導者がこうだと決めたことを生徒に徹底させることも大事だ。

みたいなコメントを・・・口角泡を飛ばす勢いでまくしたてていました。さすがに,この意見には他のコメンテーターも反論等をしていましたが・・・「左利き/右利き」という利き手の観点からの「マイノリティ/マジョリティ」的な視点での意見はなし。もちろん,くだんの先生は,口に出さなくともこうした視点を持っていての発言であることは,口調からも十分伝わってました。

 それにしても・・・「人権」という言葉に敏感であるはずの法律家が,すすんで少数派の「人権」を抹殺するような発言をしたことに,憤りよりも人間性を疑ってしまいます。何より,法律家は,言うまでもなく「論理」の専門家であるいっぽうで,人間の悲哀に対してデリカシーがあって然るべき。ところが,この人気?弁護士には「利き手」という観点がすっかり抜け落ちているではありませんか。「基本的人権」的な視点が欠落していて・・・もしこの場のディベートに参加していたなら,論理力のない自分ですら十分反論できていただろうと自負しています。

 ちなみに・・・H弁護士とは何の面識もありませんが,同じ大学の出身です。もしかするとキャンパスのどこかですれ違っていたかもしれません。そんな他愛のないことはさておき,テレビ番組は,しょせんエンターテイメントだしムキになって見るほうが「バカみたい」状態ですが,職種によっては,とんでもない誤解を生むことを認識した一コマでした。

2005/10/15

レーザーラモンHG氏が左利き?!

であるかどうか確証はとれませんが・・・某テレビ番組を見ておりましたら・・・卓球のラケットを左手で持っていました。

 そういう観点から彼の微細な行動を見ても楽しいかもしれませんね。

2005/10/13

我がサンリオグッズ。

nao8-1098969903-7以前にモノを片づけていましたら・・・たぶん小学生の頃に買ったものだと思いますが・・・ブックバンドを発見。しかも・・・これはれっきとしたサンリオグッズです。

 今もあるんでしょうか?「P&J」(パティ&ジミー)。なぜだったかわかりませんが・・・通っていた小学校では男女ともサンリオグッズを買うのが一時期流行ってました。

 で,当時はブックバンドに本を束ねてる大学生の姿がドラマなんかで登場すると・・・いいなあって単純に思っていました。が・・・いざ自分が大学生になると・・・あまり講義は真面目に出る方じゃなかったけど・・・いい講義ほど講義中にテキストはいらなかった記憶があります。

 というわけで,このブックバンド・・・たぶん大学時代にも借りてた部屋のどこかに置いていたのでしょうが・・・キャラクターグッズ系というのもあって(笑),使う機会もありませんでした。

 さて・・・こうして見つけた今,何に使おうかと思案中です。

 閑話休題。急に寒くなり・・・風邪とか体調を崩している方はいらっしゃいませんか? この季節,体調管理にお気をつけください。

只今のBGM ...... Gotan Project : triptico

2005/10/10

楽器屋がおもしろい!

nao8-1098891424-2いつまでたっても童心が抜けないというか・・・トホホ状態なのですが,中学校入学以来・・・いつも見ているだけでずっと飽きないのが・・・そうなんです,楽器屋なんです。

 で,ここ最近の商品構成を見ていますと・・・サイト管理人が中・高校生の頃はギターといえばフォークブームが去った後でエレキギターがかなりスペースを割いてました。が,ここ最近は・・・アコギも健闘?!・・・それと・・・DJさまが人気なのでレコードプレーヤーのコーナーが充実しています。

 ちなみに,今,家電品店のオーディオコーナーではほとんどお目にかかれないアナログプレーヤーの周辺機器は・・・ほとんど楽器屋で手に入ります。クラブ文化を侮ってはいけません。オーディオマニアのおじさま方! カートリッジはMM型のドンシャ
リサウンドタイプばかりでMC型はありませんが・・・手入れするための道具はそれなりに揃っています。今のうちにDJ諸氏/諸嬢を手厚く保護しておけば・・・レコー
ド文化は退廃しませんから。

 それと・・・まだまだオーディオマニアのおじさま方には嬉しい話が楽器屋にはありますね。真空管を使ったギターアンプは・・・まだまだ主流です。写真のマーシャルなんて・・・このキャビネットを見るだけでもシビレます。使用真空管はEL34。マランツをはじめとする古き良き真空管アンプと同じタマですね。

 なんてコアな話題に始終しましたが・・・クラブ世代の人におすすめなのが・・・シンセサイザーのコーナーにあるコルグの小型アナログシンセのMK-1というタイプ。これ最高です。Tecno/Houseにセレクトして,あれこれ触ってみると・・・あれよあれよとにわかミニマルテクノの完成。思わずモジュレーションやピッチのレバーを触ると・・・その気にさせられます。

只今のBGM ...... the D4 : Get Loose

2005/10/08

明日もお持ちしてます。

1008毎年,この時期になるといろいろとサービス期間になる某ラーメン店にて,先日いただいた一杯無料券を持参し,食後,さらに景品のくじを引きました。

 すると・・・毎年ハズレばかりひいていたのに・・・今年はお店で使っているドンブリのミニサイズが目出度く当選! なんて,興味のない人にはどうでもいい話ですが,念願かないました。

 写真ではよく見えないですが,ドンブリの内側には,

「明日もお待ちしてます。」

という一文が,ミニドンブリでもちゃんと書いてありました。しかしこれ,食べていかないと見えないって・・・お客の心をくすぐる,すごい殺し文句ですね。

ずうずうしいですが,拙ブログも,

「明日もお待ちしてます。」

2005/10/05

ザ・スタンダード純米吟醸:「美丈夫 酒門スペシャル 純米吟醸」

1005ふと立ち寄った酒屋で購入。いつも思うのですが・・・お酒を裸のまま,白いビニール袋に入れられると・・・ちょっと興ざめ。いいお酒は・・・やっぱり新聞か何かくるんで,できれば光が入りにくい袋に入れてもらいたいと,つい思ってしまいます。

 さて,名前は知っていましたが,初めて口にする「美丈夫」。純米吟醸ながら,税込み2300円台とは栓を開ける前からお得な印象。一口飲んでみると・・・淡麗辛口ながら,たぶん仕込み水が柔らかめなのでしょう。ややソフトな印象もあり,意外に喉のあたりを通ってきたときに,お米の旨みがジワッときます。

 香りはあまりなく,口に含んだときの香りが,どことなく青リンゴや・・・どこかオレンジ類をも思わせ,それがさほど料理を邪魔するわけでもなく,すいすい飲めます。個性はそれほど強くないですが,はじめて吟醸酒を飲むような人にすすめる場合は,こういったスタンダードな旨みのある,さりとて重くもないお酒が無難かなあと思ったりもしました。

(使用米:松山三井/精米歩合:55%/アルコール度数:15〜16%/日本酒度:+4.5/酸度:1.4)

2005/10/03

モンゴル料理初体験。

051002_19410001昨日の話ですが・・・生まれて初めて,モンゴル料理を食べました。もちろん,モンゴル人オーナーのお店で。

 何しろ何もわからないものですから・・・「とりあえず」1000円の小コース的セットメニューを。ちなみに「とりあえず」という言葉,20代前半の人はほとんど使わないらしい。居酒屋でも外国人アルバイターは「鶏和え酢」というメニューと勘違いすることも。

 まずは日本でもよく食すポテトサラダにピクルスが入ったものと,ミルク茶をいただく。ミルク茶は岩塩が混じっているのか・・・ちょっと塩味で,これはイケます。次に「ホーシュール」という肉を衣で包んで揚げたものが到着。ロシアと中国にはさまれた国の料理ということもあってか,「ホーシュール」は餃子とピロシキを二で割ったような雰囲気の料理。

 そして,「ホルホグ」という骨付き羊の石焼煮込みがメインディッシュとして登場。写真のようなシンプルな煮物で,こちらは羊肉の個性ある香り(人によっては癖のある味かも)がする点をのぞけば,どことなく肉じゃがやボルシチを思い出させるような・・・やはり文化って連関してるのだなあとあらためて実感。しかも思ったりも肉の癖がなかったのが印象的です。

 最後に「ボーズ」という日本でいえば豚まんを小ぶりにしたようなモンゴルの主食で〆。もちもちした皮はお店でひとつひとつ手づくりしたものだそうで,また一口すると,気をつけないと肉汁があたりにほとばしります。皮がしっかりしていてうまい水餃子を彷彿させるものがあって,これはシンプルな味付けながら気に入りました。

 人によっては「単純な料理」なんて思うむきがあるかもしれません。でも,なんでもかんでも既製品的な味わいが多い日本の食生活。調味料もシンプル極まりなく,素朴ながらも,その場でひとつひとつ手づくりされる異国の料理に,むしろ新鮮さを感じました。

 かつてイギリスに滞在したときには・・・当初・・・「なんて単純な料理なんだ」と呆れたりしました。でも・・・じつはシンプルな味付けの料理って,結局は素材が良ければいくらでも食べられるし,食べながらでも自分で香辛料や塩,サワー類を使ってアレンジできますから,じつは良かったりするんですね。

 このごろはラーメン過多状態だったので,視点を変えて以前から気になっていたモンゴル料理屋さんを訪れ,こうして感想を書ける。いやはや,まだまだこれからも好奇心のアンテナの感度を上げていこうと思う今日この頃です。

2005/10/02

青木雄二:「ゼニとナニワの人生道」(KAWADE夢ムック)

1002一周忌追悼特集ということで,昨年の11月に刊行されたムックです。注目すべきは,未発表の作品が126ページも掲載されていること。若き日の作品が3つ見て読めるわけですが,「ナニワ金融道」へと至る道筋が・・・水商売のボーイや鉄道会社の土木部門に勤める社員といった,青木氏自身が経験した職業の主人公を通して十分に堪能できます。

 そういったマンガ途中に,いろんな人が書いたコメントが掲載されていますが,やはり一番読んでいてリアルで心を打つのは,19歳年下の奥さんのコメントでしょうか。馴れ初めから結婚に至るまでの過程は,他の本等で知っていたのですが・・・あらためて読むと・・・当時,北新地で勤めていた奥さんのもとに,多忙な連載生活が続くのに毎日通い詰めて「結婚してくれ」とストレートに言い続けたなんて・・・そんなバイタリティーがなければ,あそこまで人間臭いマンガを描くこともなかった人でしょう。きっと。

 ある意味,バブル時代以前のマンガにときどき見られた「社会的弱者に対する細かい描写」が,「ナニワ金融道」では「これでもか!」というぐらいさく裂していて,トレンディな香りがする小説よりも生身の人間の性根を「勉強」されてもらえる,稀有なマンガだったと思います。

 マンガそのものはいわゆるヘタウマチックな印象を誰もがもってしまうかと思いますけど,法務局での申請書入れとか・・・場末の電柱や壁の張り紙とか・・・ものすごく「状況」をリアルに描いていて,思わず感嘆符を心のなかで打った記憶があります。

 品がいいとか,俗っぽいとか・・・そういう表面的な評価は度外視して,故・青木雄二氏の描く「萎えた人間臭さ」を描ける漫画家は今後でてくるのだろうか?と,そほどマンガ好きでもない自分が考えてみたりもしました。

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