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2005/04/28

悩みごと相談の傾向。

nao8-1098586589-1右にあります写真ですでにおわかりかと思いますが・・・今日の話題は『大正時代の身の上相談』という本にまつわるものです。
「カタログハウス編」ですか・・・うなずいておきましょう。同じ通販でも●シールとかベ●メゾ●ンあたりでは考えられないですから。

この本,本文は全く読んでません。というのも,この本,大正時代にはじまった読売新聞の「身の上相談」を項目別にまとめてあるからです。ちなみにサイト管理人,拙著『見えざる左手』で大正時代に利き手の悩み相談があったか否かを調べるため・・・
読売の「身の上相談」をはじめ他紙(一紙)も,全部1ページ1ページ調べ上げました。これだけで約1年半ほど費やしております。ホント単なるバカです(利き手の相談は2,3件しかありませんでした。それでも貴重な史料です。)。

よって,書いてある相談事も話の展開も頭のなかで予測がはっきりついていますから,あとがきだけ読みました。これも適任者ですね。名書『もてない男』の著者で文学者の小谷野敦氏。
まあ,その小谷野氏があとがきで書いているとおり・・・身の上相談にはその時代時代の世相というか,平均的な道徳観念とか人間観が映し出されていて・・・読んでいて小説よりもおもしろい部分もあります。

いつの時代でもそうですが・・・だいたいが恋愛・結婚・仕事・・・等の悩みでしめられているわけで,投稿者も圧倒的に女性です。で,今とは逆になっているのが・・・「貞操」をめぐる見解でしょうか。現代は・・・言葉が悪いかもしれませんが・・・井原西鶴的数量主義?が跋扈してますが・・・。

それと・・・意外と多いのが同性愛。「女装の美少年を妻とす」といった投稿ですね。
近代の法的にはまだまだ欧米諸国に比べると同性愛への理解が遅れているなんて話を聞いたりしますが・・・こと存在として寛容さがあったのは・・・むしろ古くから日本ひいてはアジア諸国だったのではないでしょうか?

と,ちょっとコアな話題に始終しましたが・・・今どき悩みごとの相談って・・・新聞に投稿しなくても,いつでもHNつまり匿名になれるインターネットで話を聞いてくれそうな人にうち明けるのが一番お気楽な時代なのでしょうか? 個人的にはそれであってもいいと思っています。 

只今のBGM ...... Gotan Project : santa maria

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