2009/06/29

「イケメンと涙と笑いと」0611大衆演劇:たつみ演劇BOX@朝日劇場

1194209575_147※6月11日に観劇した分です。

☆仕事の打ち合わせや下調べを済ませた後・・・
 一昔前みたいに「前狂言」「切狂言」と2つ芝居をするということで・・・
 朝日劇場の「たつみ演劇BOX」へ。

 「ミニショー」「芝居」「歌と踊りのグランドショー」の3部構成よりは・・・
 「通し狂言(1/2部は芝居)」「歌と踊りのグランドショー」か
 「前狂言」「切狂言」「歌と踊りのグランドショー」の組み合わせのほうが・・・やっぱり大衆演劇らしくていいです。

1194209575_139 「前狂言」の「月」は人情劇で,顔にアザを負った男が目の見えない女を目が見えるように救ったのに・・・
 という,ちょっと切ないストーリーでした。
 「切狂言」の「駕籠屋の助太刀」は,芝居の最後で,「健ちゃんパウダー」みたいな魔法の紙吹雪で,
 登場人物が固まって幕が降りるのですが・・・座長も三枚目メイクの喜劇でした。

 この劇団・・・最近,座員の数が増えてますけど・・・
 比較的に,できるだけ座員にチャンスを与えようとする姿勢が見えます。

 そして,大衆演劇の劇団の中では,ヤンキーっぽさが,とても薄い劇団ではないでしょうか?
 いろんな意味で「俗っぽさ」や「ヤンキーっぽさ」がウリの劇団が多いなか・・・
 こざっぱりした雰囲気もある「たつみ演劇BOX」 ですが・・・
 まだまだ伸びていく姿勢が見える,好青年座長率いる劇団です。

1194209575_183(●写真上)
ショーのフィナーレ。
「たつみ座長(兄)×ダイヤ(弟)」の相舞踊もいいが・・・
「たつみ座長(弟)×辰巳小龍(姉)」も渋い。
座長のブログによれば昼の部では迫力不足と本人反省だったようだが・・・
夜の部はキッパリも美しく決まっていたような気がする。

(●写真中)
「立ち」も「女形」も調子良さげでキレも良かった,
花形・小泉ダイヤ。

(●写真下)
ショーでお客さんをなじる愛飢男(あい うえお)。
この日は,私がカメラを向けてなじっていただきました。笑。
愛さんアップをインターネットで公開するのはレアでしょう。

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2009/06/16

もう夏着物のシーズン:紫の半襟(麻)。

1197407282_245(●写真上)紫色の半襟(麻)を買ってみた。
(●写真下)黒っぽいアンティークの能登上布には薄い水色の半襟で。

☆最近は地球温暖化の影響もあり・・・
 6月中旬なのに,もう浴衣を着ている人を見かけます。

 とまれ,自分自身は,夏に和服といっても,1シーズンに2、3回着ればいいほうで・・・
 それだったら,祖父をはじめ先祖?!関係が残した夏着物を,今に生かせばいいと思って着てます。
 が,時代の流れを感じるのは否めなく・・・
 それをカバーするために,半襟等は,現代物で,色もキレイなものにしています。

 ちなみに,着物については・・・ある種,文化の紹介を兼ねて,
 身につけるものをブログで紹介するのもどうかな?とも思いますが,あえて記してます。

1197407282_167☆(●写真左)は,色はグレーで地味ですが・・・
 今では滅多に見かけない夏着物の素材(羅のような織)なので・・・
 今年は着てやろうと,昨日,着物の小物類専門店で,
 麻でできた小千谷縮の半襟を購入。
 さっそく自分で襦袢に縫って合わせてみました。

☆(●写真右)は,もう100年は経過しているであろう能登上布。
 昨年,和裁士さんの懸命な仕立て直しにより,
 何とか着られるレベルにまで復活しました(腰のあたりで同じ絣の布をみつけ継いであります)。
 色がほぼ黒の藍染めなので,
 半襟は薄い水色(麻)にして,少しでも夏らしくしています。

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2009/06/10

美しいマンガ「失われた時を求めて (まんがで読破) 」/Marcel Proust

1193005466_165
(●写真)
久しぶりにマンガで熱中した(^^)「失われた時を求めて (まんがで読破) 」
最近,この「まんがで読破」シリーズは,よく見かける。
頭の良くなる?!マンガなので,楽しんでお勉強しましょう。藁

最近,インテリテイストを醸し出すグラビアアイドルは,
眞鍋かをりから,この優木まおみという女性に変わりつつあるのか?!
調べてみると,眞鍋かをりと同じ国立大出身のようだが・・・


☆小説で読破しようとして棚上げになっていた,マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」。
 地元の本屋で,大きくはないチェーン店の本屋なのに・・・
 哲学や歴史,心理学系のわかりやすい本を・・・
 女性雑誌のコーナー並みに充実させているところがあり・・・
 そこで,これを発見。

 というわけで,小説の内容を,ここで偉そうに解説できるわけではありませんが・・・
 とりあえず!マンガで読了して・・・
 そのマンガがどうだったかというと・・・
 それは・・・

 もし,あなた自身が・・・
 「私の生きている,この一瞬一瞬に不感症?」
 「ワーキングプアじゃないけど虚無感の毎日」
 ...etc
 という気分が支配しているなら,
 このマンガはオススメです。

 ちょっと自分のジェンダーに揺らぎを感じている方にも・・・
 このマンガは何かを<感じる>ところがあるかもしれません。
 このテの揺らぎは「有閑階級(高等じゃなくても中等遊民)なら感じやすい揺らぎ」ではないかとも,改めて考えさせられます。

 ひとまずマンガを読んで浮かんできた言葉は・・・
 「生老病死」「永劫回帰」「諸行無常」「クオリア」「愛別離苦」...etc。

 軽く読んでしまうと,ちょっとスケベなレディースコミックみたく誤解する可能性もあるのでご注意を。

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2009/05/25

日本髪とかんざしの美学「お俊恋唄」鳳凰座(座長・中野加津也):0523大衆演劇@満座劇場

32668225_2031045249☆大衆演劇に行くと,
 たぶん日頃は地域で「浮いてるだろうなあ」と思うオバサン客がいる。

 足繁くとまではいかないが,今
 月は足を運んでいる満座劇場の鳳凰座公演で,いつも・・・

 「ザァチョー!」「カズヤーっ」

 とノリノリのオバサンが一人。

 しかも,このオバサン,まるでロックのライブみたいに,
 キメのハンチョは・・・

 「イエ〜イっ!!!」

 いつの間にか,私の頭の中では「イエ〜イおばさん」になった。笑。


1177789399_48 ちなみに,このオバサン,
 ここ満座の夜の部ではパワー全開だったが・・・

 昼に梅南座で出会ったときは・・・
「カゼひいてしもて」と隣の客に話していた。
 なぜか,今月は,このオバサンと観劇のコースが重なる。

 とまれ,どうやら,大衆演劇の芝居やショーで劇団と一体化することが,
 この人にとって一番の健康法と察しました。

 なんて余談はさておき・・・
 今月の満座劇場での鳳凰座の大阪初乗りの公演・・・

 大入りが続いているとのこと。

 かつて松井誠が劇団を旗揚げしたとき,素人の座員ばかりだったため, 
 ショーは出突っ張りだったため,
 逆にお客さんが大喜びしたことを本で読んだ記憶がありますが・・・

 座員が素人でない鳳凰座とはいえ,
 病気による座員のリタイア等があり苦しい台所事情ながらも・・・

 芝居に歌に女形にトークにフル稼働する中野加津也座長のフル回転の頑張り,
 そして少人数ゆえに鍛えられる若手座員の成長を・・・
 大衆演劇のお客さんが後押しするわけであります。

1177789399_244 「うまさ」以上に「一生懸命がんばってる」が
 大衆演劇のお客さんのハートに刺さります。
 これは現代の日本人がすっかり忘れた「何か」であるのかもしれません。

 この日の芝居は「お俊恋唄」という,
 ヤクザの斬った斬られたをめぐる,男と女の話。

 相手方の黒田一家の親分を斬り敵を討つ前も・・・

 ヤクザの男(弥太郎/中野加津也)とヤクザの女(お俊/中野翼)は
 お互いをナジリ合いつつも使命は果たすものの・・・

 その後,お俊は,カタギになって許嫁(いいなづけ)のところへと去っていく。

 別れ際,お俊が自分の簪(かんざし)で,
 乱れた弥太郎の髪をやつすシーンが,
 この芝居では一つの見どころになっています。

 それにしても,昨今,こんな女性がいますでしょうか?! 爆


32668225_2209424343 しかしながら・・・そんなカタギになったお俊のところに,
 黒田一家がケンカ状を。

 修羅の場へと向かうお俊のことを知った弥太郎,
 お俊を救おうと,親分を斬った又四郎(藤島鉄也)との決闘。
 しかし病におかされた弥太郎,お俊との再会も・・・

 といった芝居です。

  個人的には病ゆえに弥太郎が「うっ」と喀血するシーンで,

 ほんの少しの血糊と,それを拭うチリ紙なんかあれば,
 もっと壮絶な見応えのあるシーンを堪能できたかなと思いましたが・・・

 キッパリ(キメの部分)はネチネチと臭くなくクールにきまるので,

 見ているこちらもスッキリします。

 まだ旗揚げしたばかりで,
 しかもアクシデントもあって少ない座員のなか,
 一生懸命の熱演でありました。

 そして,そんな座員が演じる芝居の「義侠心」を,
 お客さんである大半の女性に感じた,満座劇場の夜でありました。

 「イエ〜イっ!!!」

(●写真1)
座長・中野加津也の女形に女性客がメロメロ。
これぞ日本の変態美!

(●写真2)
連日の公演で声が枯れ気味ながらも
芝居では艶のある声で座長ばりに熱演した
今,劇団内女優筆頭?!の中野翼。

(●写真3)
バーバリー調のチェック地で割を入れた
角袖コート姿の中野貴之介。

(●写真4)
一ヶ月とおしのゲストとして
まるで鳳凰座の一員のようにフィットしている藤島鉄也。

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2009/05/18

「鳳凰座(中野加津也座長):少ない座員でも頑張っていた」0517大衆演劇@満座劇場

1170475377_209 今月2回目の観劇。口上では17日の時点で大入りが18枚とのこと。

 この日の芝居は「三人出世」。

 故郷・播州を離れた・・・
「定やん」(ちょっとバカっぽい目明し<十手持ち>)
「友やん」(泥棒)
「島やん」(金貸し)
の三人が,
それぞれ違った境遇で再会する,
わりと大衆演劇ではいろんな劇団がしている人情劇。

1170475377_65この日は,日頃,二枚目のイメージが強い座長・中野加津也が 「定やん」役で三枚目でした。

 大衆演劇というものは,「今や忘れられつつある庶民の喜怒哀楽」を味わえるだけでなく・・・
 奇想天外なメイクや着物等で華やかな・・・ある意味,前衛演劇よりも・・・
 世界的な視点で見れば「異端性」のある,「古くて新しい日本の文化」ではないでしょうか?

1170475377_251 「食わず嫌い」というか・・・わりと先入観で行きづらいと誤解されがちでもあったりしますが・・・
 一度足を運んでみると・・・初めて会うお客さんどうしが,
 まるで旧知の友達のような気軽さで会話が弾んでいるのも・・・
 この世知辛い世の中では貴重な空間かもしれません。

32400864_2962101138(●写真一番目)座長・中野加津也
(●写真二番目)座長・中野加津也の女形
(●写真三番目)若手の役者も舞踊ショーでピースサイン!
(●写真四番目)中野翼と中野貴之介(女形)の相舞踊 

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2009/05/11

「鳳凰座(中野加津也):2月に生まれた新しい劇団」0510大衆演劇@満座劇場

Kazuya(●写真上)鳳凰座の座長・中野加津也。
(●写真中)鳳凰座の女優・中野翼
(●写真下)鳳凰座の若手・中野貴之介。

☆5月のゴールデンウィークは控えていた大衆演劇ですが,
 そろそろお客さんも落ち着いてきた頃と思い・・・
 今年,2月に旗揚げした「鳳凰座」を・・・大阪・深江橋の満座劇場で初観劇しました。

 ミニショーでは・・・座長と双璧ともいえる竜美獅童がいない!と思ったら・・・
 芝居の後,座長の口上あいさつで・・・
 「たぶん入院することになるでしょう」
 とのこと。毎日ほぼ休みなく劇場では公演が続くので,
 役者さん達は,健康の管理が大変かと思われます。

Tsubasa
 以上はさておき,芝居やショーは,5月の公演がお休みになっている藤間智太郎劇団と二座合同公演といってもいいような形(藤間智太郎座長は15日までの出演)。この日だけでは「鳳凰座」のカラーを表現することができませんが・・・座長・中野加津也が昨年末まで在籍した「劇団蝶々」とは違って・・・

 観劇に来ていたオバサンの言葉が印象的でした。

「劇団蝶々は,ちょっと冷たい感じもするけど,芝居の一コマ一コマでグッと客を引きつける男っぽさがあった。こっちの新しい劇団は・・・弟ということもあるけど,オキャンな明るい雰囲気の劇団で,全然イメージが違うね」

 この日も昼の部から大入りだったみたいで・・・客席からは多くの女性ファンからハンチョの嵐でした。

 とまれ,新しい劇団の観劇は,初々しさがあって,送り出しも爽やかで観客側も気持ちいいものです。
Taka

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2009/04/30

大川良太郎の「瞼の母」:劇団九州男@篠原演芸場

Okawa現在,大衆演劇の役者の中では「色気とセクシーさのあるイケメン優男度No.1」であることは間違いない,大川良太郎。

先週末,所用で,急遽,東京へ行くことになったことと・・・
わざわざ東京で見なくても関西の劇場で見られる「劇団九州男」だけど・・・
インターネットで調べると土曜日の夜の部は特選狂言「瞼の母」であることを知りました。
 
「瞼の母」は私の大好きな戯曲(芝居)ですが,大川良太郎がどう演じるか,とても興味津々。

席は電話予約していたので確保していましたが・・・大雨で,しかも北区十条という,やや都心から離れたところにもかかわらず,劇場内は超満員。4月の公演は「大入り」が一度も途切れていないという。

お客さんも,若い女性が多く・・・私の右側には,ライブハウスやクラブに行くかのような,白と金髪に染めた女性がiPhoneに夢中になっていました。
余談ですが・・・iPhoneの購入を考えているので,突然,質問をしたのですが・・・まるで旧知の知り合いのように「iPhoneを使い始めるとおもしろくてやめられませんよ〜」といった会話。

Okawa02いやはや,東京へ行っても,劇場内では寂しさ知らずです。
というか,多くの若い女性も大衆演劇の好きな友達が少ないのでしょう。苦笑。

そんな余談はさておき・・・大川良太郎の「瞼の母」ですが,どうしてもヤマを上げすぎるきらいのある大川良太郎のセリフ回しと・・・ちょっとキッパリやライティングにこだわりすぎた演出のためか,

肝心の名セリフ・・・

「上の瞼と下の瞼を合わせジイっと考えりゃあ,逢わねえオッカサンの俤(おもかげ)が出てくるんだ」

も「下」のほうが抜けていたり・・・
ゆっくり落ち着いて言葉を聞かせたほうが「瞼の母」らしいのではと思ったりしました。

Okawa03そのあたりは本人が一番自覚していたようで,口上の時には「これはしばらくやらないね」なんて言ってました。

とまれ,今の大川良太郎は自信にあふれているし,私のような男が見ても,大川良太郎は「色気とセクシーさのある優男」です。
 
送り出しでの「ありがとうございましたっ!」という力強い一言の向こうには目力にあふれた大川良太郎がいました。

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